チャットモンチーおすすめの曲ランキングTOP10

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チャットモンチーおすすめの曲ランキングTOP10

徳島出身の3ピースバンドで、2011年にドラムの高橋久美子が脱退し、2ピースバンドとなります。その後は編成を変えながらさまざまなコンセプトの楽曲を製作し、2018年に完結を迎え事実上の解散となりました。三者三様の歌詞の世界観と、ポップな曲調で何物にもとらわれない唯一無二の音楽をしているバンドです。

 

 

第10位.チャットモンチー「ツマサキ」

女性の美しさやしなやかさが良く表現されている曲で、ヒールやペディキュア、ツマサキなど足元にスポットを当てて書かれている歌詞が、女性ならではの視点のような気がして面白いと思った曲です。しゃなりしゃなりという日本語の語感も心地よくて、少し背伸びをする女性の心情を歌う歌詞に、洗練されたサウンドとグルーブ感を乗せている感じがかっこいいと思いました。切ないメロディラインでか弱い女性を描くというのではなく、しっかりしたバンドサウンドで女性の姿を描くことができるのが、チャットモンチーのかっこ良さでもあると思います。

 

 

第9位.チャットモンチー「いたちごっこ」

ピアノを基調とした明るい曲調の曲ではありますが、歌われている歌詞は心境が赤裸々につづられているのではと思われる部分もあり、そんな気持ちをほのぼのとした歌声で歌っているところにも意図を感じてしまう曲です。ボーカル・橋本絵莉子の書く歌詞は毒を内包しているものも少なくないのですが、「いたちごっこ」でも作り手としての苦悩とも言える歌詞がほんわかとした世界観で描かれています。ボディにじわじわと効いてくるような、聞けば聞くほど歌詞が染み入る中毒性の高いものもあり、その歌詞にこの曲をつけてしまうセンスが素晴らしいと思いました。

 

 

第8位.チャットモンチー「恋の煙」

洗練されつつもどこかほのぼのとした印象のあるチャットモンチーの曲の中でもかなり攻撃的な曲で、3ピースバンドのかっこ良さが発揮されている楽曲です。シンプルな編成でここまでやれるのかというぐらい熱量を感じさせてくれる曲でもあり、恋に落ちる女性の気持ちを疾走感のある音楽で演奏されている部分がとても青臭くて、若さに身をまかせている感じがとても好きです。ボーカル橋本絵莉子の歌声が歌詞に描かれる女性が恋に落ちてしまう心情を表現しているようで3分という短い曲ですが、チャットモンチーの魅力が詰まっている1曲だと思います。

 

 

第7位.チャットモンチー「満月に吠えろ」

ドラムを担当していた高橋久美子が脱退し、2ピースとなったチャットモンチーが初めてリリースした楽曲で、新しい出発に対する想いを叫んでいるような1曲です。それまでベースを担当していた福岡晃子がドラムを叩くという実験的ともいえる試みを行なっており、高橋久美子のドラムと比べるとどうしても心もとないのですが、その未完成感も含めて前向きに受け止めている感じが愛おしい曲でもあります。楽曲からどんな状況でも音楽を楽しみながら前に進んでいくという本人たちの確固たる決意を感じて、チャットモンチーが改めて好きになれる曲でもありました。

 

 

第6位.チャットモンチー「世界が終わる夜に」

悲しげなギターフレーズと重厚なベース音で始まる曲で、日常の中でふと忘れ去られているような悲哀を歌にしています。この曲は誰かの悲しみというよりも社会全体が抱えている漠然とした矛盾や不条理のようなものを音楽にしているような気がして、やるせない時や、どうしようもなく悲しい夜などに自分を救ってくれる曲でもありました。ともすれば目をそらしがちな現実の片隅にある嫌な部分をしっかりとすくい上げ、真正面から向き合って曲にできてしまうところが、チャットモンチーというバンドが多くの人に受け入れられている理由だと思いました。

 

 

第5位.チャットモンチー「majority blues」

おそらく作詞を担当した橋本絵莉子自身の過去を描いたような歌詞が印象的で、寂しげなギターサウンドから始まる1曲です。唯一無二の夢を追いかけることにはさまざまな葛藤があると思うのですが、自分の進むべき道を選ぶ際の才能や苦悩をよく表現した歌だと思いました。終始スローテンポで噛みしめて歌うような曲調も好きで、過去から現在、そして未来への決意表明のようにも思えました。メンバーの脱退など時代とともにその編成を変えてきたチャットモンチーがここまで成長したからこそ出せる、大人なかっこ良さが充満しているような曲です。

 

 

第4位.チャットモンチー「風吹けば恋」

終始楽しげなお祭りのような曲で、それぞれのソロパートが入っていたり、ドレミファソラシドの音階を取り入れていたり、ドラムパートのかっこ良さなど、チャットモンチー的な遊びが盛り込まれつつ完成度が高いので、今振り返れば3ピースバンドとしてのチャットモンチーの集大成のようにも思える曲です。それぞれのパートがそれぞれで出来ることを最大限に発揮していて、弾いている本人たちもとても楽しそうに演奏するためライブでも盛り上がる楽曲でした。とくに最後のギター・ベース・ドラムのアウトロは突き抜けるような爽快感で気持ち良い一曲です。

 

 

第3位.チャットモンチー「サラバ青春」

歌詞の世界観がとても好きな一曲で、聞いているだけで学生時代のさまざまな出来事が目に浮かんでくるような曲です。チャットモンチーがまだ新進気鋭のバンドだったころに卒業ソングとして話題になった曲でもあり、日本武道館で行われたラストライブの最後に歌われた曲でもあります。サラバ青春は学校を卒業していく様子を歌にしているため切なさもあるのですが、どこか暖かみがあり、包み込んでくれるやさしさに満ちています。なんでもない毎日が、かけがえのない日々だったということに気づかせてくれる誰もが共感できる最強の青春ソングだと思います。

 

 

第2位.チャットモンチー「シャングリラ」

4つ打ちのリズムで演奏される恐ろしく中毒性の高い一曲。チャットモンチー最大のヒット曲でもあるこの曲は、3ピースということもあってそれぞれの楽器の音がすんなりと入ってきて自然とリズムに乗りたくなってしまう曲でもあります。この曲を初めて聞いたときはシンプルな編成が堂々としていて、聞きやすいのに聞き飽きないとんでもない曲だと思いました。タイトルから「シャングリラ」というフレーズを持ってくるところもすごいところで、あえて固有名詞を使わずに「シャングリラ」というおまじないのような言葉を繰り返すことで曲の世界観を表現しているのが素敵だと思います。

 

 

第1位.チャットモンチー「湯気」

疾走感のあるアップテンポな楽曲で、最初のワンフレーズ目から情景が浮かんでくるような歌詞が印象的な曲です。高橋久美子の書く歌詞の世界観は短編小説のようなものも多くあるのですが、橋本絵莉子がその世界観に完璧にマッチした曲をつけることができるのがチャットモンチーの魅力だと思います。湯気はとくに歌詞が素晴らしく、単なる恋の曲でもなく、乙女の心情を吐露するような表現が出てくるわけでもありません。さりげない言葉の中に恋心や行く末のようなものを表現できるのが高橋久美子の凄さだと思います。音楽だけでなく歌詞に耳をすませて聞いてほしい曲です。