ACIDMANおすすめの曲ランキングTOP10

entry
スポンサーリンク

ACIDMANおすすめの曲ランキングTOP10

現在の主流である、軽めでポップなサウンド、聞きやすくわかりやすい詩とは真逆で、重く壮大、複雑な楽曲を作り続ける3ピースバンド。ギター、ベース、ドラムの王道スタイルで、3ピースとは思えない音の絡み合い、生命、宇宙、友愛等、言葉の表現を最大限に活用した物語のような詩が唯一無二の存在感を放っています。歌詞は深く、あらゆる比喩表現で言葉の深さを教えてくれるアーティストで、「バンド」「ミュージシャン」ではなく、「アーティスト」という表現が深く当てはまるロッカーです。

 

 

第10位.ACIDMAN「リピート」

ACIDMAN「リピート」がおすすめの理由

ACIDMANの5枚目シングルで、セカンドアルバム「LOOP」にも収録された楽曲。ACIDMANの表現「静と動」の「静」を代表するような初期の作品で、静かなイントロが耳から離れない名曲です。「生まれたのは歌、木々は気づいた」「忘れ得ぬ日々よ何を手に入れた」「無くして、また、繰り返して」といった詩が印象的で、自然の流れ、人類の歴史が「リピート=繰り返し」されている世界が連想されます。収録アルバム「LOOP」のアルバム名ともリンクし、深い意味を感じさせてくれる楽曲、静かに繰り返されながら徐々に熱を帯びていくサウンドが、壮大な世界観を表現しています。

 

 

第9位.ACIDMAN「飛行」

ACIDMAN「飛行」がおすすめの理由

ACIDMANの4枚目シングル「Slow view」、セカンドアルバム「LOOP」に収録された、初期作品の中では最も激しいランクの楽曲。「静と動」の「動」の部分を最も強く表現した熱気に満ちた一曲です。早く、重く、激しく始まるイントロから始まり、曲を透して最高潮で全力感のあるサウンドが人気。「遠く届く衝動、生ける衝動、一つ手に抱いて、生命を盾に飛ぶ」。ACIDMANが自らの存在を表現したかのような力強い歌詞が印象的で、日々恵まれて過ごす現代人に、原始的で、動物的な衝撃を与えてくれます。「衝動」という言葉がこれほどかっこよく、力強く聴こえる曲は、他には無いでしょうね。

 

 

第8位.ACIDMAN「季節の灯」

ACIDMAN「季節の灯」がおすすめの理由

ACIDMANの9枚目シングルで、4枚目アルバム「and world」に収録された儚く美しい名曲。ACIDMANの「静」の表現の真骨頂とも言える代表曲で、「ただ重ねる何度も掲げた僅かな言葉」、「いつの日か私も、君も終わって行くから」「無くした、本当は透明な罪の上で」「それでも、世界は透明な火を灯して」詩の1フレーズ1フレーズに、深い意味を与えられた言葉が、美しく壮大な世界観を表現しています。恋愛を思わせつつも、どちらかと言うと「生命」や「地球」「自然」に対する「友愛」を強く含んだ名曲です。初めて聴き入った時は、純粋に泣きました。

 

 

第7位.ACIDMAN「UNFOLD」

ACIDMAN「UNFOLD」がおすすめの理由

ACIDMANの14枚目シングルで、6枚目のアルバム「LIFE」に収録された、ACIDMAN中期の代表曲。静かなイントロから始まるロックバラードは、サビから一気に盛り上がりを見せ、また静かに、「静と動」を1曲の中で最大限に表現した複雑なサウンドは、ACIDMANの真骨頂でしょう。サビの「Before you say,Hello my name is Over」神の事か、人の事か、人を超越した何かなのか、そんな世界観を壮大なサウンドと詩で歌っています。PVに出てくる世界も、無機質で悲しげな浮遊物の中、音を奏でる3人が美しく、世界の終焉を思わせるような作品になっています。

 

 

第6位.ACIDMAN「to live」

ACIDMAN「to live」がおすすめの理由

ACIDMAN初期、しかもメジャーデビュー前の楽曲で、ベストアルバムにて新録された激しく早いサウンドの楽曲。ACIDMANの多くの楽曲の中でも、もっとも原始的で、野性的で、暴力的、狂気すら感じさせる衝撃を与えてくれます。新録された際のPVはアフリカがメインで、原住民の生活や野生の動物が主役になっており、文明が発達する前の人間、自然界の中の動物であった人間の世界を歌っています。最後の毒すら感じる一言「甘い甘い蜜吸いたまえ、そして儚い夢と共に死ね」このフレーズは、環境を破壊し、富を求め続ける現代の人間に吐きつけられた地球からのメッセージでしょうか、深く心に突き刺さってきます。

 

 

第5位.ACIDMAN「EVER LIGHT」

ACIDMAN「EVER LIGHT」がおすすめの理由

ACIDMANの23枚目シングルで、PVにビデオバージョンとアニメバージョンが作られた珍しい作品。10枚目のアルバム「有と無」にも収録された、ミディアムテンポの心地いいロックナンバーです。端切れの良いサウンドに乗せられた詩は、生命の始まりから進化の過程を想像させるようなメッセージ性を秘めていますが、アニメバージョンのPVを見ると、その世界観は一変します。人間が汚し、人間が壊した未来の地球、そこで人間の為に作られたロボットが、宇宙へ飛び立ち、地球を見つめ、自らを犠牲にして地球を救う。楽曲中の「過去が増えるほど、未来は消えていく」の1フレーズが、作品と重なり痛く突き刺さってきます。

 

 

第4位.ACIDMAN「廻る、巡る、その核へ」

ACIDMAN「廻る、巡る、その核へ」がおすすめの理由

ACIDMANの3枚目のアルバム「equal」の最終曲として収録された、9分間の長編作品。ライブでも、アンコールで歌われる事が多いが、ボーカルの大木自ら「ディープな曲」「シュールな曲」と口にするほど、サウンドも詩も深く思い楽曲になっています。局の中盤からは、嵐を想像させる重低音が鳴り響き、曲のスケール感が一気に増していきます。ロックでありながら、クラシックやオペラを思わせる強弱の付け方や展開を持っており、初めて聴く人は正直聴きにくいと思います。ACIDMAN自身が、仏教世界や宇宙理論等に深く興味を示しており、そんな博学な一面も覗かせる複雑な作品です。

 

 

第3位.ACIDMAN「今、透明か」

ACIDMAN「今、透明か」がおすすめの理由

ACIDMANのメジャーデビュー前の作品で、セカンドアルバム「LOOP」に収録された反戦、反原子力を歌ったと言われている一曲。ミディアムテンポの聴きやすいサウンドに、柔らかに乗せられた詩が心地よく感じますが、ACIDMANの凄いところはその比喩表現。美しく聞こえる詩の中には、原爆が落とされる前の世界と、その後の世界が表現され、秘められています。「光香しき花、ひどく静かに咲いた」=原爆が光と共に… といった表現で、美しく歌われている詩の中に、悲惨な世界と、地球にもたらした変化を含んでいます。「置いてきた白、身に付いた黒、それを包みこむ青」戦争をイメージすると、忘れてしまった純粋さ、身に付いてしまった薄汚さや地の臭い、それらを日々包んでくれる青い空 という意味に繋がります。初期の若い時代に、ここまでの表現力を持っていたアーティストは彼ら以外なかなかいないのではないでしょうか。

 

 

第2位.ACIDMAN「新世界」

ACIDMAN「新世界」がおすすめの理由

ACIDMANの22枚目シングルで、同名のアルバムに収録された、数ある名曲の中でも代表曲と言える楽曲。激しく始まるサウンドから、ふっと熱気が抜け始まる歌い出し、再び熱を帯び、サビへ。叫びにも似たサビの歌い方は力強い大木の歌い方の真骨頂。朝日と共に始まる新しい世界、山頂から見るご来光、そんなイメージをさせてくれますが、最後のサビの1フレーズ「忘れないよ僕ら、ここで息をしていた。肺に刺さるまで、深く息をした」生きている事そのものを見つめ直させられる強い詩は、鳥肌が立ちます。彼らの中では後期に当たる曲で、その中でも「動」の代表曲と言える激しも含んだ名曲です。

 

 

第1位.ACIDMAN「ある証明」

ACIDMAN「ある証明」がおすすめの理由

ACIDMANの8枚目シングルで、4枚目のアルバム「and world」に収録された、初期~中期の代表曲。ストレートなギターでイントロが始まり、ドラムが加わり、一気に盛り上がっていく楽曲が、彼らのセンスを表しています。「ある証明」という、抽象的で、答えのない曲名にも、かれらの表現力の上手さが詰まっています。生まれた事、生きている事、今いる事、今在る事、いろいろな事を連想させ、自らに問いかけ、奮い立たせてくれる力強い作品で、発表されてから10年以上経ったいまでも、ライブではかなり盛り上る名曲です。ミディアム~ハイテンポの中間位で、聴きやすいサウンドですが、その強さや詩の深さに圧倒されます。