吉川晃司おすすめの曲ランキングTOP10
下町ロケットの出演などにより役者としての知名度も高い吉川晃司ですが、デビュー当時はアイドルでした。しかし本人の本来やりたかったロックのため、次第にアイドル路線からミュージシャン路線へと転換を図ります。そのことによりCOMPLEX結成やセルフプロデュース作品の増加など顕著になります。長年ソロミュージシャンとして音楽シーンをけん引し、その孤高の唯一無二の存在感にとても魅力を感じます。
第10位.吉川晃司「Virgin Moon」
COMPLEXの活動休止(本人曰く「活動急死」)に伴うソロ活動再開の一発目として、1991年にリリースされたシングル曲です。この歌詞にはジキルとハイドも登場し、ルナティック(月光狂)をテーマとした内容となっております。このテーマはその後リリースされるスタジオアルバム「LUNATIC LION」にも踏襲され、そのアルバムコンセプトとして象徴される楽曲でもあります。ライブではさほど演奏される機会はありませんが、ソロ活動再開一発目としてのろしを上げるかの如く作品であります。むしろそのカップリング曲であった「Black Corvette」の方が演奏される機会が多いです。
第9位.吉川晃司「Rambling Rose」
1994年にリリースされた吉川晃司19枚目のオリジナルアルバム「Cloudy Heart」に収録された楽曲で、『ザ・ワイドショー』(日本テレビ系列)の主題歌として使用された楽曲でもあります。アルバムの中でも人気曲であるがゆえに、アルバムリリース後にシングルカットされることになります。この曲では吉川晃司本人がギターを担当していることのほかに、コーラスとしてNOKKOが参加していることも特徴的です。この曲をはじめて聞いた当時の私は、サビの部分で聞こえる女性の声の方が吉川自身の声よりも気になり、アルバムの歌詞カードにクレジットされた「NOKKO」という単語を見つけびっくりした記憶があります。
第8位.吉川晃司「Juicy Jungle」
吉川晃司とDISCO TWINSとのユニット「DISCO K2 TWINS」として2006年にリリーされたシングル曲です。元々はDISCO TWINSのアルバム「TWINS DISCO」に収録されていた楽曲ですが、改めてシングルリリースするにあたりダンスフロアロックとしてのアレンジが加えられました。原曲のPVも存在しますが、曲の途中で吉川本人がいきなり演奏しているDISCO TWINSのいる部屋の壁にキックをかまし、「いいね」といわんばかりにサムズアップのポーズをとるという何ともシュールな演出が笑えます。この曲がその後のアルバムである「TARZAN」を象徴し、そのツアーでは日本武道館をディスコハウスのステージ演出で彩られるという前代未聞の偉業を成し遂げることになります。
第7位.吉川晃司「Purple Pain」
1994年にリリースされた吉川晃司19枚目のオリジナルアルバム「Cloudy Heart」に収録された楽曲で、アルバムの一曲目に収録されたオープニングナンバーです。ギターイントロから始まる印象的な楽曲ですが、変な拍数による構成となっており、ある意味今までの吉川にはなかった楽曲でもあります。しかし歌詞の内容は何度見ても意味不明で、あまり歌詞そのものはとても秀逸と呼ぶには程遠い出来です。しかしそれがまたこの曲の特徴性をより強調しており、不思議な曲だけど何か耳に染み付く感じのする楽曲です。ライブではたびたび演奏されている楽曲ですし、ファンの中でも割と人気の高い楽曲ではないでしょか。
第6位.吉川晃司「BOY’S LIFE」
1995年にリリースされた20枚目となるシングル曲で、同年リリースされる10枚目のスタジオアルバム「FOREVER ROAD」の先行シングルでもあります。曲調もそれまでの吉川晃司自身のロック路線とは一線を画す楽曲でもあり、ライブではアンコールで何度も演奏される人気曲でもあります。歌詞の内容としては子供のころは夢や希望に満ち溢れていたものの、大人へと成長し現実という壁に阻まれ、夢や希望も失いかけ、あの頃の少年時代を懐かしんでいるかのような、どこかノルタルジック漂う少々物悲しい悲哀の込められたニュアンスを受けます。私自身カラオケでもよく歌っているお気に入りであります。
第5位.吉川晃司「FANTASIA」
1992年にリリースされた8枚目のスタジオアルバム「Shyness Overdrive」に収録された楽曲です。元々はこの曲自体は組曲として作られていたようですが、その演奏時間が十分以上もあったため、アルバム収録にあたりなくなく大幅にカットしたというエピソードがある楽曲でもあります。ライブでは頻繁に演奏されている楽曲であり、以前私が観戦に行ったライブツアー「SOLID SOUL」ではライブ一発目で演奏され、英語詞から静かに始まり、次第に演奏ボリュームが大きくなり爆発するかのような盛り上がり演出がとてもカッコよくたまらなさを感じました。しかし吉川らしく歌詞そのものはなんだか単調な内容であります。
第4位.吉川晃司「Glow In The Dark」
1999年にリリースされたオリジナルアルバム「HOT ROD」の先行シングルとして、同年にリリースされたシングル曲です。曲そのものはまさに吉川晃司を象徴するかのような代名詞的ロックナンバーですが、私はこの楽曲よりも、この楽曲が収録されて販売されたシングルの表装をみてびっくりした記憶があります。シングルのデザインには吉川晃司本人が立っているのですが、それまでとはおおきく点が二つありました。まず一つは吉川晃司本人がひげを伸ばしていること。それまでは髪をきちんとセットして小奇麗なメイクをいていたのですが、まさに無精ひげともいわんばかりのひげを蓄えております。正直あまり似合っていないのですが。そしてこれでもかといわんばかりに指輪・ネックレス・イヤーカフスなどのシルバーアクセサリーを身にまとっている点です。この曲の印象以前にそのデザインに驚かされた点が記憶としてあります。
第3位.吉川晃司「A-LA-BA・LA-M-BA」
1987年に5枚目のオリジナルアルバムとしてリリースされた同タイトルのアルバムに収録されたオープニングナンバーです。正直私自身はアイドル時代と称されるこのころの吉川の楽曲はさほど好きではないのですが、この曲は吉川自身が作詞作曲をしていることもあり、また次第にミュージシャン路線を意識し始めた影響もあり大好きな楽曲であります。このあたりから吉川晃司がアイドルから脱却し、ミュージシャン路線へと大転換し始めたように感じられます。ただ曲そのものは好きでも歌詞内容は意味不明で、一説によれば桑田佳祐より作詞能力の稚拙さを指摘されたともいわれる作品でもあります。ただライブでは今でもたびたび演奏される人気曲であることは間違いありません。
第2位.吉川晃司「TARZAN」
2007年にリリースされた16枚目のスタジオアルバム「TARZAN」に収録されたオープニングナンバーであります。このアルバムでは「ジャングル」「ダンスフロアロック」などのテーマが込められており、まさにそのテーマを象徴するかのような楽曲となっております。この曲は歌詞にもある通り「King of Apes=サルの王・ターザン」自身であり、その姿に吉川本人の生き方を重ねているかのような印象を受けます。この楽曲及びアルバムがテーマとして挙げたイメージがそのままライブステージ演出にも影響し、ツアー全体を通してまるで密林(ジャングル)の中でのダンスフロアロックライブともいわんばかりの盛り上がりを見せました。ある意味革新的な楽曲でもありました。
第1位.吉川晃司「TOKYO CIRCUS」
2002年にリリースされた14枚目となるスタジオアルバム「PANDORA」に収録されたオープニングナンバーです。このアルバム自体がまさに生演奏によるロックを体現しており、この楽曲のイントロからのロック全開なインパクトが大きく象徴しております。このアルバムをひっさげてのツアー「SMASH THE PANDORA」では当然のごとくオープニングを飾り、吉川本人もこの楽曲を気に入っていると語っているほどです。ある意味私自身はAメロのベース部分がとても印象に残っている楽曲であり、楽曲におけるリズム体であるベースさえもロックをアピールしている楽曲全体がロックそのものです。間違いなく私の中ではナンバーワンソングです。