たま おすすめの曲ランキングTOP10

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たまおすすめの曲ランキングTOP10

たまは1990年に「イカすバンド天国」というテレビ番組で優勝したことをきっかけにデビューした4人組のバンドです。これまでも、そしてこれからもおそらくこんな奇妙なバンドは出てこないでしょう。そのなんとも説明のつかない独特で不思議な音楽が魅力的です。おそらく、彼らを魅力的と感じる人自体、少数派かもしれません。そのくらい癖のあるバンドです。そこにハマっています。

 

 

第10位.たま「さよなら人類」

たま「さよなら人類」がおすすめの理由

たまのメジャーデビュー曲で、たまをリアルタイムで見ていた人も知っている曲はこの曲くらいではないでしょうか。ヴォーカルは柳原幼一郎が担当しています。歌詞の内容は戦争や環境破壊を繰り返してやがて人類が滅びていくという話を全部比喩で表現しています。もちろん違う解釈もあるかもしれませんが。柳原幼一郎と知久寿焼のハモり、石川浩司の合いの手が絶妙で、個性的な3人のメンバーの中、黙々とベースを弾く唯一まともそうな滝本晃司も中間部で見事なコーラスを披露しており、ただのイロモノバンドではなく、個々の技術力の高さがよくわかる1曲です。たまの入門編としてオススメの曲です。

 

 

第9位.たま「オゾンのダンス」

たま「オゾンのダンス」がおすすめの理由

ヴォーカルは柳原幼一郎が担当しています。たまでは割と珍しいポップで明るい曲調ですが、歌詞の内容は「下ネタ」です。これに気がついたのは大人になってだいぶ経ってからですが。歌詞の内容は置いておいて、サビ部分の柳原幼一郎と知久寿焼のコンビのハモリが本当にキレイなのです。またイントロ部分の知久寿焼のマンドリンも非常にかっこよく、キレがあり聴きどころの一つです。割と根暗というか、どこか薄暗さを感じさせる曲が多いたまの楽曲の中で「歌詞の意味を深く考えなければ」聴きやすい曲なのでたま初心者にはおすすめの曲です。

 

 

第8位.たま「あっけにとられたときの歌」

たま「あっけにとられたときの歌」がおすすめの理由

アニメ「ちびまる子ちゃん」のエンディング曲になったので、聞いたことがある方も多いかもしれません。作詞は原作者であるさくらももこ氏が担当したので、たま独特のアングラ感は全くありません。アニメのイメージ通り、バタバタとした痛快で愉快な曲です。途中でちびまる子ちゃんの登場人物「野口さん」が「くっくっくっ…」と笑う声が入っていますが、テレビ版はさくらももこ氏本人が担当したそうです。ライブではベースの滝本晃司が野口さん役をやっていました。知久寿焼が作曲を担当しているので、良い意味で「たまっぽさ」を生かしつつ、万人受けしそうな曲なので、とりあえずたまを聞いてみたい、という人はこの曲から入っていくといいかもしれません。

 

 

第7位.たま「夕暮れ時のさみしさに」

たま「夕暮れ時のさみしさに」がおすすめの理由

ヴォーカルは知久寿焼が担当しています。「夕暮れ時のさみしさには牛乳がよく似合います」は?なに?となるくらい歌詞の意味はもう何が何だかさっぱりわかりません。これも人によってさまざまなな解釈が可能だと思いますが、私はただなんとなく、子供の頃、夕方、買い物に出かけた母親を待っているほんのちょっとの時間に感じたさみしさ、外からは人の声や車の音が聞こえるのにこの世界には自分しかいないようなあの子供心ならではのさみしさをなんとなく思い出します。ノスタルジックな気持ちに浸りたいときに是非聴いてもらいたい、おすすめの曲です。

 

 

第6位.たま「まちあわせ」

たま「まちあわせ」がおすすめの理由

たまのランニングでおなじみ、石川浩司がメインヴォーカルを務める曲です。あえて「メインヴォーカル」と表記した理由は、この曲はいわば合唱曲のようで、知久寿焼はマンドリンを、ほかの二人は変な鳴り物や笛を持って、全員がステージのフロントに出てマイクの前に立つ、というスタイルで演奏されるからです。こんなスタイルを取るバンドはおそらくたまだけでしょう。演奏の自由度の高さもたまの魅力の一つです。その自由さを感じてもらうにはおすすめの曲です。歌詞はやっぱり訳がわかりません。地方在住の私は「神保町の顔のワイシャツってなんだ?」と調べたほどです。曲の最後の最後に「でも不便の方が便利なのより大分いい」という歌詞はIT化が進んだ現代においてよく感じることではあります。

 

 

第5位.たま「らんちう」

たま「らんちう」がおすすめの理由

知久寿焼がヴォーカルを担当している曲です。おかっぱ頭に変な服、足元は下駄、年齢不詳の独特な声、まさに座敷わらしのような風貌の知久寿焼が歌うこの歌は、浪曲のようななんとも表現しがたい歌唱法で歌い上げています。音程のアップダウンが激しいのに、安定していて外すことのない知久寿焼の歌唱力の高さを実感するには一番おすすめしたい曲です。柳原幼一郎のアコーディオンもどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。歌詞の内容はやっぱりなんだかわかりません。ただ、物悲しさ、さみしさ、切なさというのは確実に感じ取れます。

 

 

第4位.たま「かなしいずぼん」

たま「かなしいずぼん」がおすすめの理由

知久寿焼がヴォーカルを担当している曲です。曲調もダークなマイナー調、そして歌詞は相変わらずさっぱり意味はわからないのですが、なんか怖いのです。おそらくたまの楽曲の中で「なんか怖い曲ランキング」を作ったら間違いなく1位になれるくらい怖い曲です。なにが怖いかと聞かれるとうまく答えられないのですが、「かなしいずぼん 遠い昔のぼくらはこどもたち」が耳に残り、トラウマになりそうなレベルです。そんな曲をおすすめする理由は、誰だって落ち込みたいときや塞ぎ込みたい時があると思います。そんな時、この曲を聴いてよりダークサイドに落ちるのもたまにはいいんじゃないかな、と思ったからです。

 

 

第3位.たま「方向音痴」

たま「方向音痴」がおすすめの理由

知久寿焼がヴォーカルを担当しています。すごくコミカルで明るい楽しそうな歌なのに、歌詞は「知床の海に身を投げた」「ギロチンにかけられた」「気持ちはとっても不安定」「薬剤師にないしょのお薬」となにやら不穏な雰囲気です。曲調と歌詞の内容に大きなギャップがあるところが、たまのエキセントリックさを表しています。かなりディープなたまワールドなので、何曲か聴いて彼らに興味を持ち始めた人にオススメしたい曲です。ストレスや疲れで、心が方向音痴になったら、いっそここまで振り切った曲を聴いた方がすっきりするのかもしれません。

 

 

第2位.たま「夜のどん帳」

たま「夜のどん帳」がおすすめの理由

柳原幼一郎がヴォーカルを担当しています。妖怪チックな知久寿焼の怪しさに比べると柳原幼一郎はまだ人間ぽい(決して揶揄している訳ではありません!)ので、ある意味対称的な二人なのですが、それなのにどちらがヴォーカルを担当しても「たまらしさ」の方向性がブレないのはすごいことだと思います。この曲は比較的明るく、「満願成就の夜が来た」という歌詞からもこれから楽しいことが起こるぞ、という印象を受けます。しかし、やはり歌詞は相変わらず意味不明な表現が多いので本当のところは何を歌っているかはわかりません。なんだか楽しげなたまの雰囲気を味わうにはおすすめの曲です。

 

 

第1位.たま「月ろけっと」

たま「月ろけっと」がおすすめの理由

知久寿焼がヴォーカルを担当する曲です。ゆったりとしていて、静かな夜にゆっくりと聴いていたい曲調です。「しゃべれない僕らの しゃべるで掘った場所で」「地面から生えてきちゃった僕」「お月様割れてしまいました」これらの歌詞は何かの比喩なのか、ただの言葉遊びなのか。知久寿焼の作詞なので、何か意味はあるのだと思いますが、私にはちょっとそれは理解できないようです。歌詞の意味やテーマというのは一旦置いておいて、曲は聴いていてとても落ち着きます。石川浩司のパーカッション(たぶん桶?)の音がまた良いのです。何も考えずにただただぼんやりとしたいときにおすすめの曲です。