U2人気曲おすすめランキングTOP10

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U2人気曲おすすめランキングTOP10

80年代初頭のデビュー当時から40年近く聴き続けている。デビュー時から変わらぬボノの力強い歌詞と魂を振り絞るような熱い声、エッジの空間を活かした奥行きのあるギタートーン、ラリーマレンの独特なドラムリフ。どれもがU2の個性となり、シンプルなバンド構成でありながら、今も変わらぬ唯一無二の音を生み出しています。そんなU2のおすすめの曲をランキング形式でご紹介します。ぜひ聴いてみてください。

 

 

第10位.U2「Vertigo」

U2 – Vertigo (Official Video)

これまでアルバムをリリースするたびに新しい試みをしてきた彼らだが、ここまで大きく変わった曲はなかったのではなかろうか。イントロのドラムスティックから始まる4カウントがU2の新しいスタートを予感させ、その予感はエッジのヘビーなギターリフがインサートする事で的中する。

ロックの王道的なアレンジとコード進行でありながら、平凡なロックには収まらないところが彼らの持ち味。シンプルなハードロックでもこの4人が集まれば、このメンバーにしか出せないサウンドが出てくる。バンドとはこういう化学変化があってこそ面白い。2004年リリース・How to dismantle an Atomic Bombからの先行シングル。iTunesのTVCMにも起用された。

 

 

第9位.U2「Pride (In The Name Of Love)」

U2 – Pride (In The Name Of Love)

アルバム・焔(原題:The Unforgettable Fire)からの先行シングルとして1984年にリリース。前作・Warがアメリカでもヒットを記録し、ライブにおいても平和の象徴として白い旗を振り回してきたアグレッシブなパフォーマンスに映える、反戦を掲げた直接的な歌詞、魂を叩きつけようなサウンドは鳴りを潜め、心の内面から静かに湧き出てくるような抒情的な歌詞をボノが言葉で、他のメンバーは歌こそ歌ってはいないものの、ボノと同じ言葉を楽器で表現しているかのような印象を受ける。

母国アイルランドのスレーン城で録音された本作は、アルバム全体を通じて録音状態が良いとは言えないが、それがむしろ聴くものに訴えてくるものを増長しているような気がしてならない。

 

 

第8位.U2「The Unforgettable Fire」

The Unforgettable Fire

アルバム・焔(原題:The Unforgettable Fire)のタイトルトラック。ピアノのアルペジオで始まり、ストリングスやシンセサイザーが重なり、今までになかった豪華な音作りに仕上がっている。3rdアルバムまでU2はシンセを一切使用しなかったのである。

それだけにこのサウンドの変化は当初困惑し、特に間奏部のオーケストラヒッティングには筆者も驚いたものだった。これはプロデューサーであるブライアンイーノの功績が大きいと言えるだろう。この大胆な取り組みはこの先のサウンドづくりのための大きななヒントとなり、翌年にリリースする世界的な大ヒットアルバム、ヨシュアツリーへとつながる重要なステップとなる。

 

 

第7位.U2「The Ocean」

U2 – The Ocean

1stアルバムに収められた、アダムのベースリフで始まる1分半ほどの小曲。A面での若々しくエネルギーに満ち溢れた演奏の後の流れを受け、B面のストーリーズフォーボーイズに繋がっていくのだが、ここでB面2曲目という目立たないトラックに隠れた名演を送り込むという彼らの非凡な才能がすでに頭角を現している。

反論を恐れずに言えば、この曲こそ初期U2そのものの姿を映し出しているのではなかろうかとさえ感じる。若さゆえ勢いよく歌い演奏する傍らで、インタールード的にアイルランドの曇り空に覆われた冷たい海をイメージしたような小曲を挿入するというスティーブリリーホワイトの手腕が光る。

 

 

第6位.U2「An Cat Dubh」

U2 An Cat Dubh/Into The Heart

1stアルバム・Boy収録。不協和音を交えたギターのイントロから始まるミディアムテンポのナンバー。タイトルはケルト語で「黒い猫」の意味。冬のアイルランドの暗い空のように冷たくシャープなギター、聞いていて風景を思い浮かべそうになるほど表情豊かなサウンドを奏でている。またこの曲はメドレー形式でアルバム4曲目のInto The Heartへとつながっている。

この自然につながっていく部分が実に見事!いつの間にか次の曲のイントロを奏でていて曲が変わったのが聞き逃してしまうほど、川の流れのように自然なのだ。これが本当に新人の1stアルバムだろうかと疑ってしまうほど完成度が高い。こういった曲を作ってしまうところに、並みの新人ではないものがうかがえる。

 

 

第5位.U2「One Tree Hill」

U2 – One Tree Hill – With Lyrics!

87年リリースの世界的大ヒットアルバム、The Joshua Tree収録。彼らの曲は過去に起きた事件を題材にしたものや誰かに捧げた曲が多いが、これは彼らのローディーであるニュージーランド人男性がダブリンでバイク事故により亡くなったことをメンバーが悲しみ、彼に捧げるために書いた曲とのこと。

One tree hillとはニュージーランド、オークランドにあるランドマーク。頂上からはオークランドの街を一望できる丘で、その名の通り一本木が頂上にあったそうだ。ただ、歌詞の中に出てくるハラとは、チリのフォークシンガー、ビクトルハラだそうで、ボノのボーカルは静かに歌い上げながらも力強さを増し、惨殺されてこの世を去ったハラの無念を晴らすような、そしてこの世界に横行する無差別テロに屈せず戦ってきた同じミュージシャンとしてリスペクトするように歌い上げている。

「You Ran Like The River to the Sea(君は川の流れのように走り、そして海に流れた)」。英語の歌詞が分からなくても誰かの死を耐え忍んでいる気持ちが伝わってくる、言葉を超えたメッセージ。何度聞き返しても心にしみる名曲。

 

 

第4位.U2「Gloria」

U2 – Gloria (1981)

2ndアルバム、Octoberのオープニングを飾るメジャーアップテンポな曲。1stでは暗くどんよりとした雲リ空を連想させる曲が多かったが、この曲では雲間から太陽が照らし出してきたイメージがある。

実際、当時の日本語解説にも「光が見えてきた」と書かれており、U2の明るい未来をこの当時から感じ取っていたようだ。ラテン語を交えた歌詞を乗せたキャッチーなメロディとギターリフが聴くものを引き寄せる。特にギターはカウンターメロディと言ってもいいほどのメロディアスなリフ。

これを普通に弾いてしまうと単調なペンタトニックのリフになってしまうが、開放弦をうまく利用する事でリフに彩りが施されている。これこそがU2独特の音を生み出しているのだろう。初期の代表曲のひとつで、間奏部にスライドギターソロとベースソロがあるためか、この曲の中でメンバー紹介がされ、ライブのオープニングにもよく演奏されていた。

 

 

第3位.U2「11 O’Clock Tick Tock」

U2 – 11 O'Clock Tick Tock (1980)

スタジオ録音版はオリジナルアルバム未収録。活動初期の1980年にシングル盤リリース、83年のWar Tour、アメリカのレッドロックスのパフォーマンスを収めたライブアルバム、Under A Blood Red Skyに収録された。

ボーカルのキャッチーで美しいメロディーラインに負けず劣らず、ギターのリフもメロディを奏で、大いに歌っている。こういうバッキングを初期の段階で弾けているとは、並みの新人ではないところが伺える。ドラムとベースはメロディラインをしっかりと支え、バンドとしての一体感を強く感じさせる。

U2はこの曲に代表されるようなアルバム未収録曲やカップリングなどにも隠れた名曲が多い。世界的に成功を収めている現在の音とは音質、音圧とも比べる由もないが、エモーショナルな気持ちに訴える音という意味ではこの頃の方が優っているのではなかろうか。

 

 

第2位.U2「Seconds」

U2 – SECONDS

世界的な成功を収めた3rdアルバム、War収録。シングルのNew Years Day、ライブのパフォーマンスが有名なSunday Bloddy Sandayに挟まれる形で二曲目に収録されているため印象が薄いが、この曲も素晴らしい出来である。

シングルカットされていないが、筆者がこのアルバムで一番印象に残っている曲だ。聴きどころは何と言ってもラリーマレンのドラム。アルバム全体に渡りスティーブリリーホワイトMixによる"ドカドカドラムが響き渡っているが、サビの部分でドラムパターンを変えることで曲にアクセントをつけている。ラリーの非凡な才能がここで開花した名曲と言えるだろう。

 

 

第1位.U2「Bad」

U2 – Bad (Official Video)

ライブとスタジオ録音盤を収録した変則的12インチ盤、Wide Awake in Americaに収録されたライブバージョン。スタジオ録音盤としては、1984年リリースのThe Unforgettable Fireに収録されているが、スタジオ盤とは比べ物にならないくらい、このライブは秀逸。ライブエイドで披露された熱狂的な演奏も素晴らしかったが、本作も劣らず素晴らしい演奏を披露している。

延々と2つのコードだけを繰り返し、トータルでも5つしか使っていない。たったこれだけのコードで、こんなに人を感動させることが出来るのか。さもすれば単調に聞こえてしまうところだが、ボーカルのボノが様々な表現で曲にメリハリを付けている。特に後半のシャウトは体全体が震えるほど素晴らしい。魂に響く炎のような声だ。