Alanis Morissette(アラニス・モリセット)おすすめの曲ランキングTOP10

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Alanis Morissette(アラニス・モリセット)おすすめの曲ランキングTOP10

90年代のオルタナティブ・ロックを体現した女性アーティストです。その音楽にはリアルな心情が表されていて、自分の心の中に抱えるものを理解してもらえたようで元気が出ます。90年代らしい雰囲気に浸れるのも良いところですが、アラニス・モリセットが示した価値観は今も変わらず輝いています。

 

 

第10位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Precious Illusions」

左右半分ずつに別れた映像がユーモアがあって面白いです。片方は現代、もう片方は中世ヨーロッパ風になっていて、同じ男女のストーリーが違うバージョンで映されています。現代の方がサバサバした雰囲気なのがなるほどと言う感じです。しかしどちらもアラニス・モリセットの想像だったというオチにはびっくり!そしてこの曲のテーマとなっているのも想像です。現実のいろいろなことに不安がある中で、頭の中の素敵な幻想は自分を守ってくれたし、まるで見えない友達といるように心強くしてくれたと歌っています。アラニス・モリセット自身がプロデュースし、自分の内面に向き合っている曲です。

 

 

第9位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Hands Clean」

みんなに秘密の関係にある恋人への想いを歌った曲で、残念ながらその関係は終わりつつあるのが切ないです。うまくいっていない状況の中でその恋人に対して、私達はまず他の誰も知らない数年後へ行くべきだと主張しています。しかしそんなことは無理に決まっています。一方で、あなたはもうこの関係から手を引いてしまったのねというフレーズがあり、もう無理だとわかっていて、それでせめて未来に行ければという気持ちになっていることがわかります。相手を非難しつつ、曲の感じが優しいのは愛しているからでしょう。つらい別れを経験したときにおすすめの曲です。

 

 

第8位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Unsent」

過去の恋人や男友達に宛てた手紙が歌になっていて、五人の男性それぞれに対するメッセージが順番に語られています。それはとても斬新な発想で、実験的な音楽だと思います。普通の音楽はたいてい一つの曲で一人の相手に対しての気持ちを歌っているからです。また、この曲にはサビがないことも珍しい特徴となっています。しかし流れるような演奏のためか、なぜか不自然さは感じません。そしてビデオの方もアラニス・モリセット自身が監督した意欲作で、五人の男性とのやりとりが字幕で表されています。タイトルの未発送を意味するunsentから察すると、彼らに対して伝えられずにいた気持ちを歌にしたのでしょう。少し切なさを感じる美しい曲です。

 

 

第7位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Not The Doctor」

何かと依存的な相手に対して、私はあなたの医者じゃないと宣言しています。誰でも頼まれすぎたらうんざりするものです。この曲ではそういう気持ちを例えを並べて訴えています。あなたのウイスキーにはなりたくない、あなたの母親にはなりたくないなど、他にもベビーシッター、掃除人ともっとたくさんありますが、その中でもハッとしたのは、あなたのもう半分にはなりたくないというフレーズです。英語圏にはone’s other herfという表現があり、男女は二人で一つ、お互いがその半分ずつという考え方があります。しかし、この曲では一人と一人が二人になると信じています。その自立した考え方に賛同する人はきっと多いはずです。

 

 

第6位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「So Pure」

ニューヨークから来た素敵な男性をとにかく褒めたたえている歌で、そのエキサイティングな感じが楽しめます。歌詞の中では、彼の光り輝やいている様子や、悪びれない態度に感激して胸が一杯になってしまうことが語られていて、思いっきり心酔していることが伝わってきます。そして彼のトランス状態になりながらの自由なスタイルのダンスには、なんて純粋な表現なんだろう!と感嘆させられてしまうのです。噂の男性のダンスを前にしたアラニス・モリセットの根底から湧き上がる熱狂に、こちらも踊り出したくなります。刺激的な喜びが溢れている曲です。

 

 

第5位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「You Oughta Know」

二股をかけられた挙句に、他の女の子に乗り換えてしまった元彼に対する怒りの曲です。この曲と同じような目に合ったり、そうでなくても恋人に捨てられて惨めな思いをして悔しい人にぜひおすすめです。彼に対して吐き捨てられる言葉はどれを取ってもリアルな心情を表していて、同じ境遇にある人にとっては自分の気持ちを代弁してくれているようで、聴いているとスッキリします。正直な気持ちを恐れずに歌うアラニス・モリセットだからこそできた傑作です。ビヨンセもライブでこの曲をカバーして、頭を振り回しながら熱唱していました。よほど共感できるところがあったのでしょう。

 

 

第4位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Thank U」

インドへの旅から帰り、ヨガの考えなどに影響を受けたアラニス・モリセットが、精神の解放を表現している曲です。タイトルに示されているように、あらゆるものに感謝しています。タイトルだけを見ると誰か身近な相手に感謝しているのかと思ってしまいそうですが、実はそうではなく、インド、神、恐怖、明晰、幻滅、静寂などなど、そういったいろいろな事柄に感謝する広い視野の曲です。サウンド面でも突き抜けてしまったような解放感と爽快感があります。清々しいエネルギーを感じる曲で、モヤモヤした気分がどこかへ吹き飛んでしまいます。まるで清涼飲料水のような曲です。

 

 

第3位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「You Learn」

人が学んで成長することを応援している曲です。何でも経験してみるといいよと歌い、その経験をギザギザの薬のカプセルを飲み込むことに例えていています。そして、何でも挑戦してきているアラニス・モリセットは経験者のアドバイスとして、落ち着くまで安静にしてねとつけ加えることを忘れません。サビでは、生きて学ぶ、愛して学ぶ、泣いて学ぶ、失って学ぶ、叫んで学ぶなど、たくさんの学び方が挙げられていて、聴く人にエールを送っています。そのアラニス・モリセットの実体験からくるリアルなメッセージは感動的に胸に響きます。チャレンジする勇気を与えてくれる素晴らしい曲です。

 

 

第2位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Ironic」

人生のあらゆる場面で起こる皮肉的な出来事を歌っています。タバコを吸いたいときに限って禁煙の看板が立っていたり、ナイフが欲しいときに限って山のようなスプーンしかなかったり、結婚式の日なのに雨が降っていたり、すでに遅刻しているというのに渋滞だったり。と、このようなことが一曲の中にこれでもかという程ぎっしり挙げられています。でも確かに人生はそんなことばかりで、がっくりきたりすることもあります。そんな気持ちをまぁそんなもんかと思わせてくれる曲です。人生とは上手くいってるときには足下をすくわれたり、悪いときには助けを得られるものだというフレーズが良いです。

 

 

第1位.Alanis Morissette(アラニス・モリセット)「Hand In My Pocket」

誰にでも感じられる普通のことをオルタナティブ・ロックらしく歌っている良い曲で、何にも持っていなくても大丈夫なんだと元気づけられます。私は傷ついているけどハッピー、私は貧しいけど親切、私は小さいけど健康、イェー!というのを聴いていると、コンプレックスやネガティブな点があってもいいんだと自分を受け入れられる気がしてきます。片方の手はポケットの中に、もう片方でハイタッチをしたり、ピアノを弾いたり、タクシーを捕まえたりしていて、すべてのことはうまくいくとポジティブなメッセージを送っています。ハーモニカの音色がそれを後押しするように元気づけてくれます。