THE BACK HORN人気曲おすすめランキングTOP10
楽曲や演奏に生き様が滲み出ていてすごくロックを感じます。岡峰さんの弾くベースラインにはいつも踊らされてしまうし、松田さんの叩く淡々としつつも熱いドラムもかっこいいし、栄純の書く曲や歌詞がめちゃくちゃ突き刺さるし、山田将司の心の底からの歌声には脱帽だし、本当にこの4人の奏でる音楽が大好きです。
そんなTHE BACK HORNのおすすめの曲をランキング形式でご紹介します。ぜひ聴いてみてください。
第10位.THE BACK HORN「幾千光年の孤独」
不安を掻き立てるようなギターのリフから始まって、ドラムとベースが入ってきたらもうテンションぶち上がります。ライブでやったら確実に盛り上がる曲です。攻撃的な歌詞も最高にかっこいいです。凍てつく真夏日に襟を立て歩いてくって世の中に対しての反発心しかないじゃんって思います。かっこよすぎです。
幾千光年の憂鬱や孤独ってもうとてつもなくでかい感情だと思うんです。どう足掻いたって消えることのない孤独や憂鬱、だけど、それさえも届かない宇宙の果てがあって。自分にとってはどうしようもない孤独だけど宇宙から見たらすごくどうでもいいことなんだよって言っているようで、攻撃的な曲だけど救われたりします。
第9位.THE BACK HORN「美しい名前」
美しい名前を初めて聞いたときはなんてきれいな曲なんだろう、って感動しました。この曲だけでドラマがが生まれそうです。映画のエンドロールで流して欲しい曲です。物語のひとつひとつの描写が繊細でこの世界の2人の危うさがすごく伝わってきます。
それに乗せたメロディもとても優しくて、2人を包み込むようで、このまま2人をこの世界から救い出してくれたらいいのにって思わせてくれます。命の儚さや後になって気づく残酷さがとても辛いけど、とても愛に溢れた曲だなあって思います。マッチの火がついては消えていくMVがとても美しいです。ちゃんと曲に合わせて着火していくところがすごいです。
第8位.THE BACK HORN「冬のミルク」
バックホーンの初期の超名曲です。メロディがめちゃくちゃ切なくて泣きそうになります。2月の寒い日の夕方に聴いてたら響きすぎて死にそうになったし、それでも優しいメロディが寄り添ってくれるから救われるし、切ない気持ちがたくさんつまった曲です。
昔バンドをやっていたので、本当の声で僕ら歌ってんのかな、ああ聞こえないふりなんかすんなよ、っていう歌詞にとても共感してしまいます。伝えたい気持ちが中々伝わらないもどかしさが手に取るようにわかります。冬のミルクは純粋すぎるから、狂いそうなほどの恋をした、っていう歌詞の秀逸さ。生きることに真っ直ぐで精一杯の気持ちがつまった曲だと思います。
第7位.THE BACK HORN「コバルトブルー」
ライブでは必ず盛り上がる一曲です。みんなで大合唱できるアンセムです。鬼気迫るようなギターのフレーズから始まります。最初から最後までアクセル全開でぶっ飛ばしていきます。真っ暗な砂浜で闇を切り裂くように演奏する4人のMVがめちゃくちゃかっこいいです。
くだらない世界だけど、もう行くしかないだろ?それならひたすら生きた証を刻み込もうぜって、投げやりだけど力強い歌詞にとても励まされます。歌詞の重みと音の重みと疾走感が合わさって抱えてるストレスも一気に吹き飛んでいってしまう曲です。音が脳天を貫きます。暴れたいときはこの曲で決まりです。
第6位.THE BACK HORN「空、星、海の夜」
とてもエモーショナルで力強いバラード曲です。山田将司の切ない歌声と静かなギターの音で始まります。サビに向かうにつれてどんどん曲が盛り上がっていきサビでテンションがぶち上がります。盛り上がり方がかっこいいです。間奏部分のベースがすごく好きです。
腑に落ちない感じというかちょっと気持ち悪い感じのリフにぞわぞわします。この曲もすごく孤独で寂しい気持ちを歌った歌だけど、夏の星がきれいな夜空とそれを反射したきれいな海が浮かんできてロマンチックな曲だなあって思ってしまいます。すごく孤独だけどそんな夜だったらひとりでも素敵だろうなって思います。
第5位.THE BACK HORN「シンメトリー」
滅多に、というか、この曲まで使ったことはないんじゃないかな?と思うんですが、冒頭から英詞なんです。ここまでがっつり英詞でも違和感が全くなくてめちゃくちゃかっこいいです。曲の始まりから山田将司の英詞の歌が耳に飛び込んできます。メロディもとにかく明るくてすごくポップ。
歌詞に飛行船が出てくるんですが飛行船でそのまま宇宙まで飛び出しちゃってる情景が浮かぶようなメロディです。初期からは考えられないくらい歌詞が前向きで嬉しくて泣けてきます。天国への非常階段駆け上りたくなる時はその手をのばしておくれって歌詞に何度助けられたことか。思い悩んだときに聞きたい一曲です。
第4位.THE BACK HORN「何処へ行く」
初期の名曲です。すこし童謡とか歌謡曲っぽい懐かしくなるようなメロディが印象的な曲です。切なさと物悲しさが滲み出ています。音も複雑じゃなくて割と単純でスッと体の中に入ってきます。間奏部分のギターソロが晩秋の田舎の夕暮れ時の寂しい感じが出ていてすごく切なくなります。
孤独なふりをすんな、でも孤独をかみしめろ、ってとてもグサッと刺さりました。すごく厳しい一言だなあと思いました。でもその通り。甘えるなってことだと思います。生きる訳など考えずただ愛せ、っていうフレーズがとにかく耳に残ります。栄純さんの気持ちがストレートに入ってきます。
第3位.THE BACK HORN「コワレモノ」
サビのフレーズから静かに始まって途中ラップ調のメロディを絡めてそこから一気にサビで盛り上がるところがめちゃくちゃかっこいいです。テンション上がります。体が勝手に踊らされます。
世間に対しての批判や人の真似ばかりして卑怯に生きる自分の醜さを歌った前半と、神様だらけのスナックでいろんな造形をした神様たちに出会って、みんなそれぞれ個性があってそれでいいじゃんって思った夢の話をする後半で、気持ちの変化が読みとれます。結局、人気者も嫌われ者もみんな同じコワレモノなんだから、本当の自分で生きていけばいいよ、着飾んなよ、って言われた気持ちになります。
第2位.THE BACK HORN「キズナソング」
この曲が世に出た当時にはバックホーンの精一杯の前向き、って言われていた曲でした。どちらかといえば、暗めの曲が多いバックホーンですが、この曲は確かに前向き。でもどこか寂しさや切なさを感じます。誰もがみんな幸せなら歌なんて生まれないさ、だから世界よもっと鮮やかな悲しみに染まれ、っていう冒頭の歌詞がそれを物語っています。
歌が生まれるために世界が悲しみに染まればいい、ってすごく納得できたしいいこと言うなあって思いました。街に座って悲しい歌を楽しそうにかき鳴らしている場面とか情景が浮かびます。幸せと不幸せって隣り合わせだし不幸せがないと幸せなんてありえない、って矛盾だけど、でもそんな世の中にもちいさな絆さえあればきっと大丈夫だし、ラブソングが愛しく思えたならそれだけで素晴らしい世界だよ、って孤独な人にも寄り添ってくれる曲だと思います。
第1位.THE BACK HORN「初めての呼吸で」
12枚目のシングルでアルバム太陽の中の生活の一番最後に入っている楽曲です。太陽の中の生活はバックホーンのアルバムの中でも1、2を争うぐらい好きで、そんなアルバムの中でこのシングル曲を最後に持ってきてしまうところが大好きです。
死んでやる、と飯を炊きながら日々を越えるっていうフレーズがもうたまらないです。矛盾すぎて、でもほんとそう!って感じで。死んでやるって思っても結局飯は食べるんですよね。欲には勝てません。初めての呼吸で好きだと言えたならいいのに、ってなんてロマンチックな歌詞なんだろうってドキドキしました。初めての呼吸で何かができればすごく素敵なことなのになあって思います。