ナードマグネットおすすめの曲ランキングTOP10
大阪発のパワーポップバンド。weezerのファンを公言する彼らがポップなメロディに乗せて歌うのは地味で、真面目で、頼りない、ぱっとしない、華やかな世界には馴染めない主人公たち。そんな共感のできる歌詞たちが、私たちのどうしようもない毎日の中で、力強いサウンドと歌声と共に寄り添い、背中を支えてくれる。バンドメンバーがサラリーマンとして現在も働いていることも共感できる一因だろう。ナードマグネットのライブは、週末に1週間の疲れを発散するのにもってこい。
第10位.ナードマグネット「アップサイドダウン」
ナードマグネット「アップサイドダウン」がおすすめの理由
印象的なイントロのリフに続く、テンポの良いメロディと、爽やかなサウンドに、ついつい手を挙げて、跳び跳ねて、リズムに乗ってしまう、そんな気分の盛り上る1曲。歌詞は、わたしが思うに、一目惚れの歌。一目見た時から、まるで上下が逆さまになるような、世界が変わって見えるような、そんな運命的な出会いをした青年。まったく、そんな出会いをしてみたいものだ。デジタルメディアluteとコラボして作られたPVでは、美男美女が刺激的な出会いを果たしている。目の保養となるし、曲に合わせてテンポ良く切り替わる映像は気分を盛り上げてくれる。PVの方もオススメの1曲。
第9位.ナードマグネット「MISS YOU」
ナードマグネット「MISS YOU」がおすすめの理由
フレンズの三浦太郎さんとコラボして作られた1曲。もう離れてしまった、大切な人を思う切ない歌。PVは、とあるバンドのラストライブの映像で、実際にライブではよく、解散した他バンドの話をした後に演奏される。同じ夢を見て、切磋琢磨してきたライバルの解散、結成から10年たつバンドならではの思いもあるだろう。誰にだってあるであろう、置いてきた夢、離れていった仲間。そんな切なさをこれからもずっと抱きながら、一緒に前に進んでいこうと、そっと背中を押してくれる。優しくも、力強い1曲。卒業式など、別れのシーンにもオススメ。
第8位.ナードマグネット「いとしのエレノア」
ナードマグネット「いとしのエレノア」がおすすめの理由
weezer好きを公言するボーカルの須田が、彼らのAcross The Seaという楽曲にインスピレーションを受けて書いた1曲。Across The Seaに出てくるWhy are you so far way from me?というフレーズも盛り込まれている。サウンドは冒頭から手拍子で始まる、ナードらしいポップなもの。海の向こうの女の子に一目惚れして、夢を抱いて、結局なにもせずに終わりを迎えてしまい嘆くという、歌詞もナードらしい、まさにナードマグネット版Across The Seaである。
第7位.ナードマグネット「ぼくたちの失敗」
ナードマグネット「ぼくたちの失敗」がおすすめの理由
特徴的なギターのリフから始まるこの曲は、ナードの曲の中で、おそらく最もフロアが声を出す部分が多い曲で、ライブの最後に演奏されることが多い。短くも、最高に盛り上る1曲。拳を挙げながら、もみくちゃになりながら、フロアが大きな声を出すと、バンドもそれに答え、さらにフロアもそれに応じ…と、声を出し合う度にライブハウスのボルテージは最高潮に上がる。ボーカルの須田が、客席に飛び込むことも少なくない。ロック好きのあなたに、ぜひともライブで体感してもらいたい1曲。一緒に「こんなはずじゃなかった」と日々のうっぷんを吐き出そう!
第6位.ナードマグネット「ウェンズディ」
ナードマグネット「ウェンズディ」がおすすめの理由
Wednesdayー水曜日とタイトルづけられたこの曲は、ぱっとしない日々、ぱっとしない自分。何か少し変わらないかと思うけれど、何も変わらない。そんな毎日のどうしようもないモヤモヤを、解放させてくれる1曲。曲中何度も繰り返される「こんな日には」というフレーズを、ポップで爽やかなサウンドに乗せて、皆で両手を挙げて大声で歌えば、きっと少し気分は晴れるはず。また、スネアの音に合わせて次々に舞台が切り替わるPVは、何度見てもどこかわくわくしてきて、視覚的に楽しませてくれる。何でもない、いつも通りの日々の真ん中、水曜日に聴きたい1曲。
第5位.ナードマグネット「THE GREAT ESCAPE」
ナードマグネット「THE GREAT ESCAPE」がおすすめの理由
ゆっくりめのテンポで、優しい声で歌われる、「君のままで本当のままで歌えないなら全部ゴミクズだ」「何もない君はこんなにも素敵だよ」という、どストレートにありのままの自分を肯定してくれる曲。同じ目線で共感してくれるような曲の多いナードマグネットだが、これは人生の少し先輩、お兄さんたちが優しく包んでくれてるような印象。サウンドも歌声も歌詞も全てが優しくて、聞くたびに泣きそうになる。しかし、メンバーもゾンビに扮したというPVが、普通にゾンビ映画を観ているようにハラハラして、なんとか涙を引き留めてくれる。
第4位.ナードマグネット「FREAKS & GEEKS」
ナードマグネット「FREAKS & GEEKS」がおすすめの理由
尖ったギターのリフから始まるメロディーに乗せて、力強い歌声で歌われるのは、みんなと同じ曲を好きになれないし、なろうと思わない、どこかクラスに馴染めない男の子の話。馴染まなくても良いじゃないかと、訴えるようなこの曲に、学生時代に出会えていたらなぁとつくづく思う。クラスに馴染めないでいる人にこの曲を聴いてほしい。ナードマグネットの曲を好きな私たちは、きっとどこかで同じような思いをしてきていて、そんなあなたの仲間だ。この曲を聴きながら、教室でひとりぼっちでも、この曲を聴たら、そんな自分も別に良いじゃないかと、思ってもらえたらと思う。
第3位.ナードマグネット「C.S.L.」
ナードマグネット「C.S.L.」がおすすめの理由
この曲の主人公もナードマグネットらしく、もう隣にいないあの子について、思い出を振り返り、うだうだうじうじと考えている。「I’m in CRAZY,STUPID,LOVE.」なので、まだまだ恋の中、あの子のことが吹っ切れてないらしい。曲中で本人も言っているが、本当に冴えない僕がどこか可愛くて、愛しい。PVはボーカルの須田が、何度も彼女とやり直そうとして、また彼女を失うというストーリーなのだが、須田のごく普通な容姿(失礼)が、この曲らしさをより引き立てていると思う。PVもオススメの1曲。
第2位.ナードマグネット「プロムクイーン」
ナードマグネット「プロムクイーン」がおすすめの理由
地味で、真面目で、華やかな世界には馴染めない、間違いなく我々の仲間である主人公僕に奇跡が起こる!たいへん夢のある歌!こんな奇跡が私にもいつか少しくらい起きてくれるんじゃないかって、少し思ってしまう。実際はそんなことなかなかないのだけど。そもそもプロムなんて文化私の周りにはなかった。それでも主人公に共感してしまうのは、奇跡が起こってからも何か言わなきゃ思い付かないよと、どこまでもぱっとせず、我々の仲間である感じが消えないからだろう。そんな彼に共感できそうな人は、1度ノリのよいリズムに身体を揺らしながら、夢を見てみてはどうだろう。
第1位.ナードマグネット「Mixtape」
ナードマグネット「Mixtape」がおすすめの理由
ナードマグネットの楽曲の中で、私が最もライブで皆で歌いたい曲。同じバンドを、曲を、好きな仲間が集まって、「ああこの夜は僕らのもの」って、エモい。偏見かもしれないがナードの曲が好きな人はきっと、地味で、真面目で、どこかぱっとしなかったり、華やかな世界には馴染めなかったり、そんな人たちだと思っている。そんな僕らが集まって同じ曲を歌っている今この夜この瞬間は僕らのもので、この場に集まった人たちとはこの曲を通して永遠に仲間だとそう感じさせてくれる。メンバーが洋楽ジャケットのパロディをしていくPVもオススメ。