King Gnuおすすめの曲ランキングTOP10
音作りもメロディも歌詞も歌声も演奏もMVも全てにおいて完璧です。常田くんの作る曲のセンスは素晴らしすぎるし、井口くんの歌声は完全に武器だし、新井くんと勢喜くんのリズム隊のうまさには脱帽です。リズム隊からはブラックミュージックの要素を感じます。R&B、ブラック、ヒップホップ、ロックンロールを融合させて、JPOPを作り上げてしまうなんてほんとやばい怪物出てきたなって感じです。そんなKIng Gunのおすすめの曲をランキング形式でご紹介します。ぜひ聴いてみてください。
第10位.King Gnu「ロウラブ」
傷ついているもの同士が皮肉を言い合いながらも、ここにしか居場所がなくて、いびつな形で寄り添っている情景が思い浮かびます。ひねくれた愛を描かせるといつも最高の表現をしてくれるのでとても好きです。
すこし不協和音ともとれる演奏がこの曲の不安定さをより一層演出しています。前身バンドSrv.Vinciの頃から演奏される楽曲です。King Gnuのファーストアルバム、Tokyo Rendez-vousにも収録されています。MVはSrv.Vinciの頃のもので、曲のアレンジがすこし違いますが、どちらもとてもかっこいいです。
第9位.King Gnu「McDonald Romance」
鍵盤の旋律とサンプラーの音がめちゃくちゃメロウでヒップホップの要素を感じさせる一曲です。アンダーグラウンドで気だるい雰囲気が曲全体を包み込みます。もう財布の底は見えてしまったけど、それさえも笑い合った、それさえも恋だった、っていう冒頭のフレーズの描き方がとてもきれいで。
もうお金は底を尽きたのにそれさえも笑えるぐらいすてきな恋だったっていう、この恋に対してのとても深い気持ちが読み取れます。でも、だったって言っているのでもうこの恋は終わってしまったのかもしれないです。
きっと永遠には続かないの、とか、いつものことさ、全て失うの、とか、要所要所で諦めの気持ちが見えるところがあるけど、そんな気持ちを持ちながらも、明日には明日の風が吹くでしょ、って言えるところがとても好きです。後ろ向きと前向きの融合って感じで。曖昧な感情が美しいです。
第8位.King Gnu「あなたは蜃気楼」
曲のはじめの笑い声がめちゃくちゃ不気味でいい味出してます。イントロからのシンセサイザーのリフが耳に残ります。ポップだけどどこか怪しくて癖になる一曲です。常田くんと井口くんの声のバランスが絶妙で、不釣り合いなようでちゃんと融合していて、そのバランスに飲み込まれてしまいます。
なんども繰り返される、あなたは蜃気楼、っていうフレーズが頭から離れなくなります。あなたが蜃気楼に見えたの、って、不確かなものを蜃気楼に例えてしまうセンスが素晴らしいです。不確かなものでも蜃気楼だととても美しくみえるし。彼女に振り回されてしまっている光景が思い浮かびます。
第7位.King Gnu「Prayer X」
Prayer XはTVアニメ「BANANA FISH」のエンディングテーマとして使用されました。このアニメを見てKing Gnuを知った人もきっと多いはず。絶望感に侵食されたMVがとても印象的です。絵の不安定さや、色合いや、この世のものとは思えない同じ顔のいきものたちが、この曲の闇を深く深く沈めていきます。
サビの最後に必ず出てくる、一体全体何を信じればいい?っていうフレーズがこの曲の全てを表していると思います。結局何もできない無力な自分、虚無感、絶望感、そんな世界でどう生きていけばいいのかを問いかけられます。
第6位.King Gnu「Tokyo Rendez-vous」
初めて本人たちで作ったMVは、初めてとは思えないぐらい完成度が高いです。さすが芸大。才能に溢れすぎていて脱帽です。君とトーキョーランデブー、って持ち前の美声で井口くんが歌ったあとに、満員電車に飛び乗ってぐるぐる回ってりゃ目は回る、って拡声器を持ちながら歌う常田くんのギャップが最高です。
サンプラーに打ち込んだ音もめちゃくちゃかっこいいです。常田くんが口にするフレーズと井口くんが歌うフレーズのコントラストもとてもよくて、常田くんのところはすこし攻撃的、井口くんのところはすこし甘い感じに仕上がっています。ふたりのトーキョーの歌い方がめちゃくちゃ気持ちいいです。
第5位.King Gnu「Don’t Stop the Clocks」
井口くんの甘くてエロくてR&B感漂う歌声が露呈された一曲です。メロディとコード進行が反則です。アコースティックギターのしっとりとした音色とストリングスが絶妙にマッチしていて静かな夜を連想させます。すこし大人っぽくなりたい夜に聴きたい曲です。常田くんが作る曲と歌詞はいつもいろいろな面を見せてくれます。
見た目とは裏腹に、こういう甘くて優しいラブソングが作れるところがまたかっこいいです。あなたとなら季節が巡り始める、時計の針を進めて、っていう歌詞を常田くんが書いたって考えると、すごくいいなあって思えます。あなたと一緒にいたいから、この時間を永遠にって時計の針を止めるんじゃなくて、これからのふたりの未来を愛したいから時計の針を進めて、って、すごくすてきな歌詞だなあって思います。
第4位.King Gnu「Flash!!!」
疾走感のある、かなり攻めた曲だと思います。音的にもすこしEDMっぽいなあと。常田くんの歌うパートがほんとにかっこよくて、ブレーキ壊れてるから、どん底に落ちてもよさそうなのに、それでももう行くしかないだろ?ってすごく背中を押されます。
井口くんのパートのメロディのキャッチーさがこの曲を一気にJPOPにします。ほんとにメロディがいい。語呂がいいのですごくノリノリで聴けてしまいます。裏打ちなのがすごくいいです。MVがまた良くて。アニメーションが独特すぎてセンスが爆発してます。アルバムではカットされてますが、イントロでレディース&ジェントルマン、キングヌー、って始まるところめちゃくちゃかっこいいです。
第3位.King Gnu「slumberland」
いちばん最近にMVがアップされた楽曲です。初めてみたときの衝撃は忘れません。かっこよ良すぎて何度もリピートしました。イントロのそわそわする感じ堪りません。とにかく常田くんがかっこいい、常田くんの独壇場です。サビのおどろおどろしいコード進行最高です。英詞なのもかっこいい。
ラップ調に韻を踏んだ歌詞の意味も深いです。曲はすごくキャッチーだけど歌詞がひねくれているので、メジャーとアンダーグラウンドの間を行ったり来たりしている感覚です。ラストのサビへの盛り上げ方もうまくて、勝手に体が踊り出してしまいます。
第2位.King Gnu「It’s a small world」
MVが素敵すぎて何度見たことか。この世界の話ではなさそうなMVで、暗闇と光のコントラストが秀逸です。最初から最後まで一本の映画を見たようなMVです。独特なダンスを踊る不思議な男女、びっくりするぐらいおとなしい猫、一見厳ついのにすごく気弱な男性、思わせぶりな態度をとっちゃう気の強い女性、恋に落ちた瞬間を稲妻で表現してしまうところは古典的で逆に新鮮です。
このMVに出てくる男性は井口くんが演じていてさすが役者だなあって感心します。君の世界に僕も生きられるならそれは素敵ことでしょう?ってキラーフレーズ過ぎます。それだけで素敵なことなんです。ヒップホップとR&Bの要素が取り込まれてすごくエロくて大人っぽい楽曲に仕上がっています。
第1位.King Gnu「vinyl」
King Gnuの曲の中で一番好きな曲です。ギターのリフがかっこいいし、リズム隊のタイトだけど情熱的な演奏が最高です。メロディラインもエロいしMVもめちゃくちゃエロいです。エロカッコいい。サビの井口くんの気が触れたような歌い方が最高にかっこいいです。聴いてる側も絶対体が動いてしまいます。
さよなら愛を込めて、のフレーズのところでメンバーがアメ車に乗って楽しそうに歌ってるところのアングラ感が堪りません。曲の構成も素晴らしくて、盛り上げるところと落とすところの振り幅がしっかりしているのでまんまとKing Gnuの世界に引き込まれてしまいます。心地良過ぎます。