甲斐バンドおすすめの曲ランキングTOP10
メインボーカルの甲斐よしひろさん(まれにドラムの松藤さんがボーカルを取ることもあり)の名前を冠にした、「そのままのバンド名」ですが、これがなぜかカッコ良く見えてしまうのが甲斐バンドの魅力でしょう。日本のポップ・ロックのメジャーシーンに、確実な足跡を残すバンドです!
第10位.甲斐バンド「安奈」
甲斐バンド「安奈」がおすすめの理由
甲斐バンドの、「ヒーロー」「タッチ」に続くバラードのヒットナンバー。前2曲のシングルが疾走感を感じさせて、曲調も似ていたので、あえてバラードをシングルにしたのではないかと思います。とはいえ、これも前2曲に続く「循環コード」(作曲をするのに使用する、ベタと言われているコード進行のこと)を使用した曲なのですが、サビで声を張り上げるのではなく語りかけるような曲調になっているのも特徴のひとつです。「クリスマスツリーに灯りが灯り、みんなの笑い声が聞こえる頃」という歌詞から、クリスマスシーズンにはいつも思い出すしみじみとした曲です。
第9位.甲斐バンド「漂泊者(アウトロー」
甲斐バンド「漂泊者(アウトロー」がおすすめの理由
TVドラマの主題歌にも使われた、甲斐バンドのヒット曲です。イントロから続くギターのリフがカッコいいんですよね!甲斐バンドの曲にはこういったギターのリフで進行する曲が結構あるのですが、その中でも特にキャッチーな曲だと言えるでしょう。解散前は、ずっとライブの最後(アンコール前の最後)に歌われていました。それだけ甲斐バンドにとってもファンにとっても、「大事な曲」だということだと思います。「誰か俺に愛をくれよ ひとりぼっちじゃ やりきれないさ!」というサビのフレーズは、ライブでいつも会場全体で大合唱していましたね!
第8位.甲斐バンド「BLUE LETTER」
甲斐バンド「BLUE LETTER」がおすすめの理由
シングルカットされた曲ですが、「隠れた名曲」だと思います。歌詞の内容は、ブルース・スプリングスティーンの影響を受けているのは間違いないと思いますが、甲斐さんの歌声の説得力が何よりも聞いていて心に沁みてきます。「その年お前を はらませてしまうまで」という歌詞が問題になったようで、一時期は放送禁止になったこともあったそうですが、それも今は思い出話ですね。その後、夜のヒットスタジオなどでライブで歌っていましたから、本当に一時的なものだったのではないかと思います。「脆かった月日と 落とせるはずのない 罪とお前のために 今夜涙を流す」っていい歌詞だなあと、しみじみ思います。
第7位.甲斐バンド「HERO(ヒーローになる時、それは今)」
甲斐バンド「HERO(ヒーローになる時、それは今)」がおすすめの理由
問答無用、甲斐バンドをスターダムにのし上げた、大ヒット曲にして代表曲と言える名曲ですね!CMソングとして使用され、1979年の1月1日0時00分から、年明けと同時に民放各局で一斉に流されたという「伝説」も持っている極です。それだけこの曲をCMに起用した方々も、「この曲は時代を作る曲だ」という強烈なインパクトと手ごたえを感じていたのではないでしょうか。「HEROになる時、それは今」という歌詞、なかなか書けないと思います。本当にこの曲が流行った当時は、みんなこの歌詞を口ずさんでましたね!それくらい、社会現象と言えるほどの大ヒットだったのではないかと思います。
第6位.甲斐バンド「きんぽうげ」
甲斐バンド「きんぽうげ」がおすすめの理由
アルバム「この夜にさよなら」の、A面3曲目という中途半端な位置に収録されていた曲ですが、その後ライブで演奏されるうちに、甲斐バンドの代表曲のひとつになりました。ギターの大森さんの、印象深いカッティングのイントロで始まるこの曲は、70年代のライブではずっとライブの1曲目に演奏されていました。「きんぽうげ」で始まらないライブなんて、甲斐バンドのライブじゃない!というファンもいたほどです。2番の後の間奏から転調するんですが、曲のキーが「半音低く」なるんですよね、普通は曲を盛り上げるために半音もしくは一音高くなるんですが、あえて「低く」転調というのが凄い発想だなと、今でも思います!
第5位.甲斐バンド「ポップコーンをほうばって」
甲斐バンド「ポップコーンをほうばって」がおすすめの理由
甲斐バンドの実質的ファーストアルバム「英雄と悪漢」のオープニングを飾る曲で、甲斐バンドを代表する名曲のひとつだと言っていいでしょう。イントロのギターのカッティング、間奏のロックでドラマチックな展開、どれを取っても「画期的」と言えるような構成になっています。「映画を見るなら、フランス映画さ」というフレーズで始まる歌詞っていうのもまためちゃくちゃカッコいいなあと思います。この最初の歌詞が、映画を見る時につきものの、曲のタイトル「ポップコーン」に繋がってるんですが、「ポップコーンをほうばって」というフレーズだけ見るとフォークっぽい感じも受けるのに、それをこんなロックナンバーに仕上げてしまう甲斐さん、ほんとに凄い!と思います。
第4位.甲斐バンド「熱狂(ステージ)」
甲斐バンド「熱狂(ステージ)」がおすすめの理由
これも甲斐バンドの「隠れた名曲」ですね。一度テレビの「(あまり世間にしられていないけど)泣ける名曲」という特集で取り上げられたこともあります。HEROが大ヒットした後にリリースされた、甲斐バンドとしてはまさに勝負となるアルバム「マイ・ジェネレーション」の最後を飾る曲で、ライブでは演奏されることは滅多になく、アンコールが終わって客電が付いた頃に、家へと帰るファンたちを見送るように会場に流されていました。「昔ホールで、まばらな客を相手にしたこともある」。そう歌える時期が、ようやく甲斐バンドにも来た。そんな思いが込められた歌ですね。
第3位.甲斐バンド「100万$ナイト」
甲斐バンド「100万$ナイト」がおすすめの理由
これも本当に甲斐バンドを代表する名曲で、静かなピアノのイントロから始まり、その後の切なくドラマチックな展開が聞く者を虜にする、ライブでは演奏時間が10分を越えることもあった壮大な曲です。70年代のライブでは、いつもアンコールの最後の最後、まさにオーラスの曲として演奏されていました。この曲をライブの途中のどこかに持ってくることはセットリスト上も難しいだろうと思いますが、やはり「最後のキメ」の曲としての印象が強いですね。それだけに、80年代に入ってから大幅にアレンジを変えてライブの1曲目に歌われたことがあったんですが、これにはファン一同度肝を抜かれました!
第2位.甲斐バンド「最後の夜汽車」
甲斐バンド「最後の夜汽車」がおすすめの理由
これは本当に、甲斐バンドの名曲というより、日本ポップシーン、ロックシーンに残る名バラードだと思います。ピアノの印象的なイントロから始まり、「スポットライトは、どこかのスターのもの」と叫ぶように歌われる歌詞。そして、サビではぐっと感情を抑えるように、「君が乗った、最後の夜汽車が・・・」と繰り返される。アルバム収録バージョンでは、最後のサビの繰り返しでブレイクが一度入るんですが、これがめっちゃカッコいいんですよね!しかし、ライブアルバム「100万$ナイト」のボーナストラックで、この年バンドを脱退したベースの長岡さんが参加した曲として収録された、アルバムよりもシンプルなバージョン、これもまたカッコいい。とにかく、自分にとっては「一生もの」の名曲ですね。
第1位.甲斐バンド「翼あるもの」
甲斐バンド「翼あるもの」がおすすめの理由
もう本当に、甲斐バンドの名曲中の名曲にして、日本のロックシーンに燦然と輝く名曲と言っていいでしょう。イントロのギターのカッティングは、初めて聞くと「ん?」と思わせるようなレゲエ風味のリズムで戸惑ったりもするんですが、甲斐さんの「土砂降りの、雨を抜け」というボーカルが入ってくると、そんなことは吹っ飛んでしまう。「明日はどこへ行こう、俺の海に翼広げ」というサビが、ほんとに目の前に大きな空が広がっているかのように感じられるスケール感。「今、夕陽に、翼濡らし」っていう歌詞も凄いなあと思いました、翼を夕陽で濡らすって、普通思いつかないし書けないだろうと。そして、2番の後の、テンポアップしてからの怒涛の盛り上がり!・・・からの、ラストのテンポダウンでの、甲斐さんの絶叫。本当に、名曲っていうのはこういう曲のことを言うんだろうなと、心のそこから思います!