キリンジおすすめの曲ランキングTOP10

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キリンジおすすめの曲ランキングTOP10

音楽の女神に愛されているアーティストです。東京の街に、なぜか空気感が合うと感じています。どこかて聞いたというよりも、ふと懐かしく記憶を旅するときに、自然に脳内で再生される音楽です。しかも、実際に聴くと、もっと素晴らしいのです。これからますます聴き続けられていく音楽のように感じています。もっと広がって欲しい。

 

 

第10位.キリンジ「雨を見くびるな」

見くびっていました、本当にごめんなさい、と思った曲です。素晴らしいです。何回、あてどなくリピートさせて聴き続けたことでしょうか。部屋の清掃のとき、年末の大掃除、夏の窓ふき、いろいろな場面で聴きましたが、いつも作業が捗るのですよ。素晴らしい音楽を、掃除のBGMにしてしまうなんて最高に贅沢で背徳的なのですが、それというのも、あまりにも美しいサウンドに魅了され過ぎてしまって、けれども誰も身近に知っている人がいなくて、友だちを読んで掃除をするときくらいしか宣伝できなかったからです。それにしても居心地の良いサウンドです。キリンジの音楽と出会っていたからこそ、日常生活が熱くしいものに生まれ変わったのだと感じています。

 

 

第9位.キリンジ「十四時過ぎのカゲロウ」

こんなお洒落な音楽が、これほど身近にあったとは驚きでした。しかも昔のサウンドではなく、現代の新曲だというのですから。そんな感動を持ったものです。今でも当時の新鮮さが、まったく色あせないです。よく通ったコーヒー屋の空気感に似ています。残念なことに、キリンジを流してくれているカフェは少なかったのですが、不思議ですね、東京を歩き回っていた頃のカフェを思い出すときに、この歌が脳内で再生されてしまうのですから。こっそりと、おやつとコーヒーで一服しながら聴き入ってしまいたいのに、なかなか聴くことができないんです。なにしろ午後2時の世界ですから。タイミングが合えば、むしろ奇跡の一曲となります。

 

 

第8位.キリンジ「AIの逃避行 feat. Charisma.com」

真剣に生きている人間を邪魔する人の神経が知れませんよ。そんなふうに肩肘張って生きていたら、孤独になってしまいました。誰か、私を癒してください。支離滅裂な自分になりました。そんな感じになれる楽曲です。訳が分からないのです、なのに美しさに圧倒されて涙が止まらなくなるのですよ。逃避行したって、また息苦しくなるだけでしょうから、ここでもう少し頑張ってみます、いえ、頑張らないように頑張ってみます。そんなふうに、肩の力を抜いてみます。脱力感が、とても良い感じです。筋トレを始めたときに、この音楽が合いそうだなと直感しました。実際に、筋トレの音楽として活用させていただいております。最高ですよ、ループさせると。

 

 

第7位.キリンジ「千年紀末に降る雪は」

演奏力の高さに感動しつつも、あまりにも自然に溶け込んでいる音符と風のハーモニーに圧倒されて、癒されます。あきらかにゴリ押しなサウンドとは一線を画していますよね。むしろ、ぐんぐんと無言で引っ張られていくような感じがします。大音量で聴く音楽も素敵ですが、キリンジは逆に音量を絞りこんで流しながら、どんどん自分の耳を澄ましていくのが気持ち良くて、夜更けのコーヒーに似合います。みんなが寝静まっているときに、邪魔にならないようにと流していると、どんどん聞こえてくるんです。不思議です。静かにすればするほど、伝わってくるのですから。

 

 

第6位.キリンジ「Drifter」

耳を澄ましてしまうんですよ、この歌を聴くと。すると音楽だけではなく、どこか遠くの飛行機の飛行する音だとか、トラックの走り過ぎていく音とかも聞こえてきます。色々な音がミックスされていきます。ひょうひょうと歌う姿からは想像もつかないほど、音楽の女神に気に入られているのではないでしょうか。聴いていると耳の心地よさに驚愕するほどです。いつか自分でも、こんなふうに素敵な音楽を奏でられたらいいのになと思いながら、自己投影の延長で聴き続けています。けれども自分にとっての音楽は、なんだか違うみたいで、がんばって歌おうとすると、どんどん醜くなってしまうんです。なぜでしょうか。美しさを思い知らされる名曲です。

 

 

第5位.キリンジ「Sweet Soul」

お小遣いが足りなくて、のどがかわくたびにオフィスの中の飲み水を頂いていた、そんな時期の行動を思い出してしまいます。なんというビジュアル感覚でしょうか。作曲した人か゛想定した世界とは異なる世界、それも自分の個人的な記憶の世界です。こんなにも自分のものとして楽しんでしまって良いのでしょうか、と嬉しくなってしまいます。字を言うと、キリンジの音楽は大好き苦なのですが、なかなか自分では歌えないのです。歌おうとするたびに、音楽の美しさに仰天させられてしまい、身を引いてしまうからです。この美しさを、もっと自然に感じ取ることができるようになるには、まだしばらく時間がかかりそうです。だからこそ、忘れずに聴き続けているのですよ。

 

 

第4位.キリンジ「雨は毛布のように」

東京では雨が憂鬱でした。傘を指して出かけるのが嫌でした。それが180度、変わってしまったきっかけとなる名曲、それが「雨は毛布のように」です。個人的には、2020年の東京オリンピックが開催される前後に、火っとするのではないかと感じています。キリンジの楽曲の美しさは、とても親しみやすいのですが、未来的すぎるのです。その未来はテクノロジーの未来というよりも、ちょっと疲れて休みたいよねっていう空気感の未来です。疲れてないですか、最近。そんなときに、とくに励ましてくれるでもなく、いたわってくれるわけでもなく、けれども極上のコーヒーを淹れて、最高の音楽を聴かせてくれます。最高じゃないですか。

 

 

第3位.キリンジ「愛のCoda」

神保町の本屋街を歩いて、疲れたときに入った喫茶店の空気感なんですよ、この歌は。キリンジの音楽は、どうして東京の街角と、こんなにも相性が良いのでしょうか。東京を観たいと言って訪問してきた海外の友人に訊かせると、たいてい満足してくれるので、おそらく歌詞ではなく感性で通じ合えるのではないかと思います。歌声の独特なハーモニックなところと、ありえないくらいに繊細に移動する音符を実感できるメロディーラインは素晴らしいです。どんなに時間が流れても、青春は色あせないのでしょうか、でもそれは音楽との出会いがあればこそなのではないでしょうか。味わい尽くせる名曲です、コーヒーにも合います。

 

 

第2位.キリンジ「エイリアンズ」

友達が住んでいる団地に行くと、この音楽が聴こえてきていました。団地の中の商店街で、ゆるりと流れていたのですが、なんだか自分がとがっている人間になっていくように感じられました。美しい旋律なのに、どこかに狂気を感じていたのですが、たぶん気のせいでしょうね。それでも東京都心と郊外とを結ぶ鉄道に乗っているときに、この歌はピッタリと気分に当てはまるのです。みんなで歌うタイプの音楽ではないからこそ、とてもプライベートで自由な感覚で聴きまくっていたんだと思います。いまでもアルバムを引っ張り出して、コーヒーを味わっています。

 

 

第1位.キリンジ「グッデイ・グッバイ」

東京で暮らしているときに、この音楽ほどダイレクトに灰色の街を表現している楽曲はないだろうと実感していました。灰色っぽさが大嫌いなのに、キリンジを知ってからは大好きになって、東京の街をあちこち歩き回るようになりました。とくに地下鉄に乗って出かけるときのテーマソングになったので、いまでも地下鉄に乗ると思い出してしまいます。歌われているのは屋外の景色なんだろうけど、自分にとっては地下鉄のレールの響きと相性が良いのです。東京の街の広さは、歩くと実感できます。この歌と一緒に歩き回って、たくさんのカフェに立ち寄り、映画館それもミニシアター系の安くて魅力的な名画との出会いも、この歌があればこそ。芸術的な名曲です。