BOOWY人気曲おすすめランキングTOP10
日本のロックの歴史を語るうえで「BOOWY以前・BOOWY以降」とたびたび称されることがあります。それほど日本の音楽シーンをことごとく塗り替え伝説のロックバンドとなったBOOWYです。かつてこのバンドには氷室京介・布袋寅泰とも在籍しており、その後GLAYやLUNA SEAなど多くのバンドに多大なる影響力を与えたバンドでもあります。そんなBOOWYおすすめの曲をランキング形式でご紹介します。ぜひ聴いてみてください。
第10位.BOOWY「WELCOME TO THE TWILIGHT」
1986年にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム「JUST A HERO」に収録された楽曲です。そのアルバムのラストを飾るナンバーとして収録され、BOOWYにはなかなか珍しいバラード調の楽曲でもあります。この楽曲の制作当初はクリスマスソングをイメージしていたようですが、その後の制作途中で時期的なこともあり次第にこのような形へと変貌していったといわれます。
このアルバム全体としてBOOWY独特のビートロックがふんだんに盛り込まれている分、こういったバラード調はある種異様に感じられます。しかしアルバム全体を通して聞くと最期を総括するラストナンバーとしてはぴったりだと感じられます。布袋寅泰・作曲、氷室京介・作詞です。
第9位.BOOWY「FUNNY BOY」
1983年にリリースされた2枚目のオリジナルアルバム「INSTANT LOVE」に収録された楽曲です。アルバムのプロモーション用としてサンプルシングルとしても制作された経緯があり、その当時の新宿有線で3週連続1位を記録した楽曲でもあります。この楽曲は氷室京介のソロ活動における最後のベストアルバム「L’EPILOGUE」でも新録曲として収録されております。
前作「MORAL」とは作風も何もかもが打って変わり、歌謡曲テイストともいえるべきポップな部分が込められた楽曲でもあります。ちなみに作曲は氷室京介本人ですが、作詞は氷室京介に加え、高橋まこと・松井常松との共同作となっております。
第8位.BOOWY「PLASTIC BOMB」
1987年にリリースされ、6枚目かつBOOWY最後のオリジナルアルバムとなる「PSYCHOPATH」に収録された楽曲です。楽曲はこのアルバムにて収録されることでリリースされましたが、楽曲そのものはアルバムリリース前に行われた「CASE OF BOOWY」のセットリストとして演奏されております。
BOOWYの中でもかなりのハイスピードテンポでもありますし、7枚目のシングル候補曲として最後まで残っていたにもかかわらずメンバーの意向によりシングルカットされなかったエピソードが残っております。シングル曲ではないにもかかわらず、ライブではかなり演奏されており、BOOWY解散ライブ「LAST GIGS」でも演奏されております。疾走感あふれるロックンロールナンバーです。
第7位.BOOWY「SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS」
1986年にリリースされ、BOOWYの人気を不動のものと決定づけた5枚目のオリジナルアルバム「BEAT EMOTION」に収録された楽曲です。
なんとも長ったらしいタイトル曲ですが、よみかたとしては「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」となり、演奏途中でモーツァルト作曲の「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1楽章の冒頭部分が引用されているお遊びテイストがいっぱい詰まったBOOWYとしては珍しい楽曲でもあります。ちなみにこの楽曲の作詞・作曲はともに布袋寅泰によるものです。ライブでも頻繁に演奏され、ある意味ファンの中でも人気のある楽曲でもあります。
第6位.BOOWY「B・E・L・I・E・V・E」
1986年にリリースされ、BOOWYの人気を不動のものと決定づけた5枚目のオリジナルアルバム「BEAT EMOTION」に収録された楽曲です。このアルバムでは全体的にバンドサウンドによるビートロックナンバーが多い中、メロウで切ないバラードソングとなっております。
ちなみに後年、ミスチルの桜井和寿主催のライブ「ap bank fes’07」に氷室京介がシークレットゲストとして出演した際、この楽曲を桜井とともに演奏しております。私としてはこういったライブにシークレットゲストとしてヒムロック本人が出演すること自体が驚きな上に、まさかBOOWYのこの楽曲をチョイスするとは思いもよりませんでした。
第5位.BOOWY「BAD FEELING」
1985年にリリースされた3枚目のアルバム「BOOWY」に収録され、同年に12インチシングルとしてシングルカットされた楽曲です。この楽曲の最大の特徴でもあるイントロ部分の布袋寅泰のカッティングギターはとてもインパクトがあり、のちの布袋寅泰のギタープレイを象徴づけるほどです。
この曲は氷室京介自身もそのライブでも披露していますが、どちらかというと作曲も手掛けた布袋寅泰自身にとても思い入れがあるらしく、2005年にリリースされた布袋寅泰のベストアルバム「ALL TIME SUPER BEST」では新録されてリリースされていますし、たびたび自身のライブでも披露しております。私だけなのかわかりませんが、このカッティングギターの部分が聞きようによっては「ストラカトッチャンボーイ」と聞こえてくるので不思議でなりません。
第4位.BOOWY「ミス・ミステリー・レディ (Visual Vision)」
1986年にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム「JUST A HERO」に収録された楽曲です。作詞・作曲ともに氷室京介によるものです。イントロの部分が何やら不思議な機械音から始まるのですが、ウィキペディアによると「禁じられた遊び」を逆回転したものによるものらしいそうです。
本当なのかどうかはわかりませんが、何とも不思議な印象を受けるイントロから始まります。全体的に妖艶さ漂う怪しげな雰囲気を醸し出す楽曲であり、化粧品のCMソングなどにぴったりの印象を受けます。ライブではさほど演奏されなかったようですが、氷室京介のソロ活動における最後のベストアルバム「L’EPILOGUE」でも新録曲として収録されております。
第3位.BOOWY「1994-LABEL OF COMPLEX-」
1986年にリリースされた4枚目のオリジナルアルバム「JUST A HERO」に収録された楽曲です。作詞・氷室京介、作曲・布袋寅泰によるものです。この楽曲において特筆すべき点としては、歌詞カードには一切クレジットされていないのですが、コーラスに吉川晃司が参加しており、氷室京介とのツインボーカルとなっております。
一切クレジットされていないもの、吉川独特の歌いまわしがはっきりと聞き取れるため、吉川晃司自身であることは明確です。ちなみにサブタイトルにある「COMPLEX」ですが、この楽曲でボーカルとして参加した吉川晃司と、作曲した布袋寅泰が後年「COMPLEX」というユニットを組むのですからまさに奇遇としか言いようがありません。
第2位.BOOWY「Dreamin’」
1985年にリリースされた3枚目のアルバム「BOOWY」に収録され、長年ライブでも何度も演奏されたBOOWYを代表する名曲中の名曲です。一切シングルカットはされなかったものの、BOOWYの人気投票をすれば間違いなくベスト3には入るであろう楽曲であり、BOOWYの解散ライブ「LAST GIGS」本編で最後に演奏された楽曲でもあり、後年氷室京介もソロ最後となるライブでも演奏しております。
作曲は布袋寅泰によるものですが、作詞は松井五郎と布袋寅泰による共作という点がある種特徴的でもあります。ライブでは「夢を見てる奴らに贈るぜ!」とのヒムロックの掛け声とともに演奏が始まります。
第1位.BOOWY「MEMORY」
1987年にリリースされ、6枚目かつBOOWY最後のオリジナルアルバムとなる「PSYCHOPATH」に収録された楽曲です。ライブなどで演奏されるよりもこのメロディライン、そしてこのアルバムがリリースされた時にはすでに解散することが既定路線だったことを裏付けるかのような切なさが感じられる傑作だと言い切れます。
この楽曲自体は解散後の1998年にリリースされたベストアルバム「THIS BOOWY」のプロモーション用PVとして使用されました。この曲がPVとして再び世に広まったころには、BOOWYそのものは解散してしまっており、まさにMEMORY=記憶としてしかなかったのですが、この曲を聴くたびにBOOWYに熱中した若かりし頃の自分自身を思い出します。と同時に改めてBOOWYというバンドが最強最高だったんだと痛感します。