ミュートマスおすすめの曲ランキングTOP10
アメリカのロックバンドのミュートマスはロックの音にエレクトリックなサウンドを融合させて、宇宙空間のような不思議な音の世界を作り出しています。落ち込んだり挫折を感じたりしながらも前に進もうとする歌が、癒しと勇気を与えてくれます。
第10位.ミュートマス「Backfire」
ミュートマス「Backfire」がおすすめの理由
何をやっても裏目に出てしまうときというのはあります。一生懸命考えて頑張ってやってみてもダメで、じゃあ今度は違う方法でやってみようと試してみてもダメ。そんなときは本当に落ち込むし疲れます。この曲で歌われているのもそんな状況で、あらゆることを試してみますが裏目に出ます。そしてまた裏目に出るんだろうと思いながらも、また挑戦します。ちょっと情けないギターの音がそれを物語っているようです。バンドの危機に瀕していたミュートマスですが、こんな曲が作れるならそうやって頑張ることも意味があることなんじゃないかと思えます。
第9位.ミュートマス「Clipping」
ミュートマス「Clipping」がおすすめの理由
ノイズのかかったざらついた電子音と、クラシカルで美しいピアノやバイオリンの演奏が混じり合って、ミュートマスらしい独特の雰囲気になっています。美しく感動的でありながら、ロックのテイストもしっかり残していて、感情たっぷりに苦しみを歌いあげている曲です。前に進もうとするときには、これまで慣れ親しんできた価値観から抜け出さなければならないときもあります。今までしてきた選択とは違うものを選び取らなければならないこともあるのです。そんなとき人は混乱に陥り、何を信じたらいいのかわからなくなります。バンドの過渡期を迎えていたミュートマスのもがきながら戦う気持ちが、ストレートに伝わってきます。
第8位.ミュートマス「Sooner or Later」
ミュートマス「Sooner or Later」がおすすめの理由
遅かれ早かれ、愛が君を見つけると歌っている曲で、聴いているととても落ち着きます。すべてがうまくいかなくて毎日落ち込んで、冷たい夜を迎える。そういう気分をみんなが知っている。しかしそのような状況は長くは続かず、愛が救ってくれるというポジティブな内容が歌われていて安心できます。特に、こっちに来て星明かりの下ではどんな気持ちか教えてよ。つかの間の悲劇なんてなんともなくなるさ。というフレーズが美しくて良いです。演奏の音にも優しさが感じられます。ミュートマスの他の曲と比べると生音が生かされた温かみのある雰囲気で、ドラムの音とキーボードのメロディーが素敵です。
第7位.ミュートマス「Break The Same」
ミュートマス「Break The Same」がおすすめの理由
何かで傷ついたり、落ち込んだり、打ちのめされたりしているときは、道行く人々の姿が眩しく見えて、自分の存在がすごく惨めなものに感じられるものです。そして、まるで自分以外の人は正しく生きていて、誰もこんな情けない状態になったりしないかのように思えます。でもそんなわけはないし、みんな平気に振る舞っていて涙を見せないだけなのです。この曲はそういうことを思い出させてくれます。人はそれぞれ生きている分野とか、考えることによっていろいろな違いはあるけれども、みんな同じように傷つくと歌っていて、それは忘れてはいけないことだなと思います。傷ついているのは自分だけじゃないということは、自分にとっても慰めになるし、他の人に対する憐れみにも繋がるからです。
第6位.ミュートマス「Spotlight」
ミュートマス「Spotlight」がおすすめの理由
スポットライトというと、ステージの上で光を浴びるかっこいい光景が思い浮かびます。しかし、この曲でスポットライトが照らしているのは栄光の姿ではありません。負けてしまった人達です。もちろんその中にミュートマスも含まれています。そして負けたもの達の惨めなステージに聴く人を呼んでいます。負けを認めて、必死にしがみついているものを捨ててしまえと。実際、この曲の制作時期にはバンドはスランプに陥ってしまい、それまで書きためた曲を捨てて、またゼロから作曲し直しました。そしてバンドはまた活力を取り戻していきます。人々の前で失敗することが怖くてプレッシャーを感じているときに聴きたい曲です。
第5位.ミュートマス「Stall Out」
ミュートマス「Stall Out」がおすすめの理由
神秘的で深遠な音の世界に癒される曲です。曲が流れている間は別の次元に浸ることができます。そして、聴いていると何かを信じたくなったり、心の中から静かに希望が湧いてきます。歌詞はとても短くて10行ぐらいしかなく、曲の中では同じフレーズが繰り返されていてシンプルです。タイトルのストール・アウトは失速するという意味を持っていて、この曲では自分が失速し続けていると歌っています。そして自分はこれでいいのだろうかと不安になっています。誰にでも思うように動けないときはあると思います。そういうときに聴くと癒される曲です。僕達は終わりまではまだまだ遠いと叫ぶ言葉に、前を向きたくなる曲です。
第4位.ミュートマス「Progress」
ミュートマス「Progress」がおすすめの理由
この曲の持つメッセージはとても良いことを伝えています。歌のためにある楽器のように、明日の夜明けのための太陽のように、すべての瞬間は君が何のために生きるのか、何のために呼吸をするのか、何のために朝起きるのかという答えを見つけるためにあるという歌詞は感動的です。また、この人生はときには君の下に広がるカードのようなもので、一番良いやり方を見つけようとすると失敗するという部分もなるほどと思わされます。自分は何のために生活しているんだろうという疑問はみんなの心の奥底に眠っています。その疑問が頭に浮かんできたときに聴いてほしい曲です。
第3位.ミュートマス「Typical」
ミュートマス「Typical」がおすすめの理由
タイトルのティピカルは典型的という意味を表す言葉で、この曲は型にはまってしまっている自分の生き方から抜け出したいともがいている気持ちを歌にしています。これまでそれなりに頑張ってはきたけれども、どうしても納得する自分にはなれない。でももっと違うレベルの世界があることはわかっているという内容の歌詞に、共感できる人は多いと思います。人は生きている中で、他の人たちと同じになろうとしたり、周囲から求められる典型的な役割を演じてしまうものです。そんな状況にうんざりしたときにこの曲はおすすめです。シャウトするボーカルの声に走り出したくなります。
第2位.ミュートマス「Blood Pressure」
ミュートマス「Blood Pressure」がおすすめの理由
どうして○○のようにできないの?というのは誰しもが言われたことのある言葉であり、またとてもやる気をなくさせる言葉だと思います。それは世界共通なのか、ミュートマスのいるアメリカでも同じことのようです。曲の中では、どうしてお兄ちゃんのようにできないの?どうして言われたことをやらないの?というフレーズが出てきます。このような子供の頃に言われた言葉は、結構大人になっても心の隅に残っていたりして、いろんな場面で影響しているものです。そんなやる気をなくさせる言葉に囚われている人々に対して、大丈夫だと励ましている曲です。ブラッド・プレッシャーというのは血圧のことで、血圧を上げて行こう!と歌っているのは、やる気を出して行こう!というように解釈できます。
第1位.ミュートマス「Changes」
ミュートマス「Changes」がおすすめの理由
ダウンビートの非常に美しい曲です。サビに入るところでは思わず鳥肌が立ってしまいます。変化を経験するときの苦しみが美しい詩的なフレーズで表現されています。それは例えばサビで歌われているように、本のページをめくるときに紙で指を切ってしまうというようなことです。この表現はとてもわかりやすくて感心させられました。本を読むときに先へ進むためには、開いている場所を次の新しいページに変えなければなりません。しかしそのためにページを指でめくるときに、その紙で指を切ってしまいます。この例えは未来に向かって進むために変化することはやむを得ないことだとしても、その変化の過程の裏側では犠牲が出ていることを示しています。