ELLEGARDENおすすめの曲ランキングTOP10
一度解散しているバンドで去年夏に復活ライブを終え今また着々と歩みはじめています。J-Rockが好きな方は言うまでもありませんがこれを機に今の中学生高校生でバンドにはあまり興味がないという方たちにも是非聴いてほしい正統派ロックバンドです。メロディーラインの巧みさがエルレガーデンの最大の特徴だと言えます。
第10位.ELLEGARDEN「Mr. Feather」
ELLEGARDEN「Mr. Feather」がおすすめの理由
冒頭を初めて聴くとテンポが分けわからなくなるという印象の曲です。ELLEGARDEN細見さんの凄いところはこういう不思議なテンポのフレーズをすんなり1曲にまとめることが出来る点にあるのかなあと常々考えています。謎フレーズはAメロでも踏襲され、それに引っ張られるかのように出てきた歌詞も「Mr.~」について一言ずつ述べていくというもので、一人の悩める人間の内面世界を表しているのではないかと思います。悩んでいるときや寂しいときにピッタリの曲でしょう。ただ聴きすぎてもっと悩んでしまうようになるかもしれないので注意してください。
第9位.ELLEGARDEN「Pizza Man」
ELLEGARDEN「Pizza Man」がおすすめの理由
なんか急に踊りだしたくなる曲キタ!って思ったらいつの間にか終わってた!という曲です。それもそのはず曲の長さは2分ちょっとしかありません。曲構成もとてもシンプルで覚えやすくて歌いやすい。ついついリピートして聞いてしまいます。部分に目を向けると冒頭のギターのシンプルなんだけどカッコよくて何故か面白いという印象のフレーズがなかなかに見ものです。さらにボーカルでは「トゥットゥル♪トゥットゥル♪トゥルルー♪」という擬音で歌っている箇所があるところも、他のエルレの曲にはあまり見られないのでファンとしては嬉しい点です。
第8位.ELLEGARDEN「Lonesome」
ELLEGARDEN「Lonesome」がおすすめの理由
ELLEGARDENでは珍しいアコースティックギターのようなクリーンサウンドのギターを一番に目立たせた曲です。エルレ初期にリリースされたこの曲は明るさと透明さを売りに出していてお得意のエレキサウンドも控えめになっています。エルレ後期になってくるとこういった曲はほぼ無いといっていいぐらいなので、今思えばかなり実験的な曲だったんじゃないかなあと考えてしまいます。この路線にあまり行かなかったのはメンバーの好みでは無かったのか、ファン人気が無かったのか知る由もないですが個人的にはもっとこういう曲も聴いてみたかったというのが本音です。
第7位.ELLEGARDEN「Funny Bunny」
ELLEGARDEN「Funny Bunny」がおすすめの理由
the pillowsのトリビュートアルバムでELLEGARDENの担当になったのがFunny Bunnyです。原曲の良さは言うまでもないですが、この曲に関してはELLEGARDENがアレンジしたという事実だけでもファンにとってはお腹いっぱいになります。なにせCD化されている曲のうち他アーティストとの合作はこれのみですから。曲調に関してはアレンジなのにELLEGARDENらしいメロディーラインになっているのがとても不思議なのですが、それでいて他の曲とは明らかに路線が違うと思わせてくれます。なんとも貴重な存在です。
第6位.ELLEGARDEN「I Hate It」
ELLEGARDEN「I Hate It」がおすすめの理由
タイトル通りのかなりネガティブな気持ちを全面に押し出した曲です。落ち込んだとき悲しいとき辛いとき、この曲を聴くとまるで自分の気持ちを代弁してくれているかのように感じてしまいます。マイナスの気分をここまで正直にさらけ出すことができる曲ってあまり無いです。落ち込んでいたら何か他に楽しいことをして憂さ晴らしをしたくなるものですが、この曲で表現されているのは、悩みの種から抜け出せない、無視することができないというようなどうしようもなく不器用なひとの自分に対する怒りのように思われます。辛いときは虚勢を張ることなく素直に気持ちを表現していいんだというメッセージが込められています。
第5位.ELLEGARDEN「Marie」
ELLEGARDEN「Marie」がおすすめの理由
疾走感とはこれのことかとでも言いたくなる曲です。走り始めたら止まれない様子がとても如実に表されています。しかし歌詞を見てみるとその内容は恋人に離れられてしまいそうになる男の子の心情を綴ったもののようです。何故行ってしまうのか分からず、どうしようもできない。ひたすら悲嘆している様子が浮かんできます。曲の雰囲気と歌詞の内容があまり合っていないところがこの曲の良いところで、ネガティブな気持ちだけを表した歌詞をスピーディなサウンドに乗せることでまるで気持ちの整理が全然つかなくて何をしていいのか分からないというような状態を表しているかのようです。
第4位.ELLEGARDEN「バタフライ」
ELLEGARDEN「バタフライ」がおすすめの理由
激しさマックスの曲です。オルタナティブロックというジャンルにピッタリな曲でしょう。サビだけ日本語で歌われていて残りは英語という構成ですが、そのサビのボーカルには強烈にエフェクトが掛かっており、直前のシャウトも含めて狂気じみた印象を受けずにいられません。曲名とは全く異なるベクトルへ振り切った典型と言えます。収録されているアルバム「Pepperoni Quattro」にはバカ騒ぎをする若者たちを思い浮かべる曲が多く、この曲はそのパーティーのようなテンションの中で急に全てをぶち壊したくなってしまったかのような状態を表現したのではないかと思います。
第3位.ELLEGARDEN「ジターバグ」
ELLEGARDEN「ジターバグ」がおすすめの理由
ELLEGARDEN初期の曲において最も人気があった曲と言えます。自分のようなコアなファンではない、有名な曲なら好きだよーっていうぐらいの友達でも知っているのがコレでした。肝心の曲に関しては、アップテンポな曲調に乗った日本語がとても滑らかに体の中に入ってきてくれます。曲のペースは激しいのにどこか優しいという印象を与えてくれるところがなんとも心地よくて、バンドサウンドで睡眠できるのではないかとも思ってしまうぐらいです。当然歌詞も難解な言葉を使うようなことはしていなくて聴きやすいです。目標に向かって歩き出したいのに何か弊害があるとき、この曲を聴くといつも先が見えてきそうな気分になります。
第2位.ELLEGARDEN「風の日」
ELLEGARDEN「風の日」がおすすめの理由
ELLEGARDEN初心者の方にぜひオススメしたい曲です。日本語詞が聞きやすいのはもちろんですが、繰り返しのフレーズで構成されたサビの部分はキャッチーでそれでいて飽きません。冒頭ではボーカルの細見さんの声がとてもハッキリ聞こえてきますが、進むにつれて他の楽器とスムーズに溶け合っていく様子がとても魅力的です。Cメロのみ英語歌詞で歌っているところも抑揚がハッキリしていて、曲の分かりやすさという観点から言えば満点なのではないでしょうか。色々ななバンドサウンドの曲をYoutubeなどで漁ってちょっと疲れたななんていう時に聴くとそのシンプルさにとても安心できる、そんな曲です。
第1位.ELLEGARDEN「Salamander」
ELLEGARDEN「Salamander」がおすすめの理由
この曲の良いところは何といってもオープニングの不気味さです。テンションコードに乗せたギターのカッティングが、普通のコード進行でよくあるような起承転結を何も感じさせてくれません。その印象は曲が進みサビに入ってもあまり薄れることは無く、一体何を聞かされているんだろうと感じてしまうほどです。曲を聴き終わってみるとなんとも言えない脱力感が残ってしまい、こういう体験は、苦手な人にはどう説明しても共感してもらえないのだろうなと考えてしまいます。ただ全ての楽器に迫力があり、鬼気迫っている印象を受けるという意味ではELLEGARDEN随一の曲です。この曲が収録されている「ELEVEN FIRE CRACKERS」のサウンドを一番上手く体現できている曲だと思います。